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Channel: NPO法人全世界空手道連盟新極真会
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東京東支部 堤亮人 初段昇段レポート(2018年12月2日)

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この度は、昇段審査受審をお許し戴きましたこと、南里師範には厚く御礼申し上げます。

僕が空手を始めたのは幼稚園の年長の頃、兄が友達に誘われて空手を始めることになったことがきっかけで、自分も強くなりたいと思い入門しました。

最初は稽古が楽しかったのですが、学年が上がるにつれ、みんなが強くなっていきました。
対して自分はさほど上達せず、怖さが先に立ち、組手が嫌になってきました。

そんな中、嶋村先生や遠田師範代に熱心にご指導して戴き、怖いという気持ちが徐々に薄れ、それとともに打たれ強さが身についていきました。

横蹴りという自分の得意技も、嶋村先生、遠田師範代に見出していただきました。

そして中学一年になり、仲間から型の団体戦に誘われ、型を教えてもらいました。
上級の型でも基本を嶋村先生にしっかりと教えてもらったおかげですぐに上達し、錬成大会では入賞できるようになりました。

ドリームフェスティバルでは、団体戦では負けてしまったものの、個人戦ではベスト8入賞することができました。とても嬉しかったです。

審査では、南里師範に指示いただいた型を間違えることなくできたので良かったです。
南里師範には、要所要所で型の意味を教えて戴き、型の奥深さを改めて実感することが出来ました。

10人組手では途中で疲れて動けなくなってきましたが、みんなの応援もありなんとかやり遂げることができました。

これからも自分も強くなると同時に教えて戴いたことを後輩たちに教えていけるよう頑張ります。

最後になりましたが、これまでご指導してくださった南里師範、遠田師範代、嶋村先生に改めまして厚く御礼申し上げます。押忍

東京東支部
支部長/責任者:南里宏
連絡先住所:東京都江東区亀戸6-41-5-103
電話番号:03-3683-5609


湘南支部 持田隆 初段昇段レポート(2018年12月16日)

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この度は、昇段審査の機会を与えていただき有難うございます。

自分は19歳の時に極真の門をたたき、大学生活4年間、夢中で稽古に通いました。
 
それまでまともに運動経験のなかった自分にとって、毎日の稽古は辛く苦しいものでした。
厳しくも暖かい師範や先輩方、道場生の方々と稽古に励む中で、自分の弱さと向き合い、チャレンジする貴重な経験をさせていただきました。
 
就職を機に一度は空手を離れることになりましたが、心の中には常に、いつかまた空手をやりたいという思いがありました。
 
40歳を前にした時、機会を待っていてはいつまでも始めることはできないと思い、小泉英明師範のもと湘南支部にお世話になりました。
 
空手を離れてから15年間という年月は、自分にとって大きなブランクでしたが、同時にまた空手ができる喜びもその分とても大きいものでした。
 
今回、機会をいただいた昇段審査では、基本から組手まで、日々の稽古で積み重ねたはずの力、気持ちを出し切る事だけを考えて臨みました。

そして、道場の仲間からの暖かい応援もいただき、なんとか自分の中で悔いのない状態で10人組手を完遂することができました。
 
最後になりますが、今まで指導してくださった小泉師範を始め、以前にお世話になった方々含めたすべての方々に心から感謝致します。
 
これをゴールではなく通過点と考え、今後も極真空手の黒帯として恥ずかしくないよう、誇りを持って空手道に精進していきます。押忍

※こちらで掲載している昇級者氏名は、支部道場より頂いた昇級者データを参照しています。
湘南支部の情報はこちらよりご確認下さい。

京都南支部 森圭亮 初段昇段レポート(2018年12月16日)

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この度は、昇段審査の機会を与えていただきありがとうございます。

私は、小学一年生から空手を始めました。
色々な空手道場を見学しましたが、フルコンタクトにとても興味を持ち、京都南支部に入門しました。

小学三年生から試合に出場しましたが、負ける回数の方が多く、試合に出場する事が嫌になった時期もありました。

しかし、何度も試合に挑戦していると、少しずつ結果に繋がっていくようになりました。
そして、中学生の時初優勝し、努力すると結果に繋がる事を学ぶ事ができました。

中学生になり、友達が空手を辞めていく姿を見てとても辛く、自分も空手を続けるかどうか迷う時期もありました。

しかし、強くなりたいという気持ちが強かった為、諦めずに空手を続けられました。

また、厳しい稽古にも乗り越えられるようになり、色々な方々からお力添えをいただき、ここまでくることができました。

昇段審査のお声掛けを頂いてからは、嬉しい反面自信が無かった面もあり、複雑な気持ちでしたが、師範、指導員の方々、先輩方にたくさん教わり、練習を繰り返すことで自信がつき、審査会では、課題点を克服する事ができました。

10人組手では途中、心が折れそうになりましたが、いろんな方々に応援をしてもらい完遂することができました。

10年間空手を続け、一つの目標を達成する事ができ、一つの事をやり遂げる大切さを改めて感じることができました。

まだまだ気持ちの面、技術の面で反省すべき点を見つける事ができたので、今後の稽古で反省点を意識し、練習を積み重ね、今後試合でも結果を出せるように頑張ります。

最後になりましたが、村山師範をはじめ指導員方々、先輩方、道場生の皆様、そして家族に感謝しこれからも日々努力し、帯に恥じぬ、見本となれる者に精進していこうと思います。

これからもご指導のほど宜しくお願い致します。押忍

※京都南支部情報はこちらよりご確認下さい。

高知支部 多田賢二 初段昇段レポート(2018年12月16日)

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この度は、審査の機会を与えて頂き、そして昇段をお許し頂いたこと誠にありがとうございます。

私が、三好道場に入門させて頂いたのは、平成2年1月に旧土佐清水支部で稽古をさせて頂いたのが最初になります。

入門当初は漠然とした強さや華麗な回し蹴り等を身に付けたいと思っていましたが、一緒に稽古や交流をさせて頂くなか、仕事や年齢も異なる先輩や親しい仲間が増え、稽古にも身が入り徐々に昇級もさせて頂きました。

その後、高知県外への転勤や県内への出戻りが数度あるなか、枡形支部や県庁健康空手クラブに在籍させて頂き、平成28年4月からの2年間は千葉県奥村道場で、その後再び30年4月に県庁健康空手クラブで以前からの仲間と稽古をさせて頂いております。

この間、転勤先によっては稽古ができなかった間もあり実際には20年9ヶ月の稽古を経るなか、56歳を目前に三好師範より黒帯挑戦の言葉を頂きました。

審査最大の試練10人組手では、大津支部の澤本さん、土佐山田支部の時久さん、県庁健康空手クラブの名木さん、塚ノ原支部の楠目さん、朝倉支部の山中さん、山中初段、酒井二段、船井二段、伊藤初段、10人目は29年前からの先輩である旧土佐清水支部の沖さんとさせて頂きました。

皆さんから応援を頂いたことで、最後まで動き続けることができ、辛うじてこの試練を越えることができました。

本当にありがとうございました。
 
今後は、自分の体や年齢に応じた技と体力の向上を目指すとともに、県庁健康空手クラブのメンバーと一緒に頑張っていきたいと思います。

最後に、いつも県庁健康空手クラブに気にかけてくださっている三好師範、審査に向け指導・助言を頂いた深尾先輩、酒井先輩、福井先輩、伊藤先輩、稽古の相手をして頂いている県庁や道場の方々、そして応援してくださった皆様にあらためてお礼を申し上げます。

ありがとうございました。押忍

※高知支部の情報はこちらよりご確認下さい。

岡山市北道場 近江俊介 初段昇段レポート(2018年12月16日)

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この度は、昇段審査を受審させていただきまして、誠にありがとうございました。

入会させて頂いて10年以上経ちますが、最初に道場に行った際のことは鮮明に覚えています。
井上先生に基本を教えて頂きながら、空手に対する熱い思いを感じました。

ミット稽古をさせていただいた際には、その衝撃から先生が今まで実践されていた経験を感じて、当てる空手倒す空手を先生に教えて頂きたいと思い入会しました。

ただ入会後に仕事の関係で長期派遣があったり、忙しさもあり道場から足が遠のいた時期もありました。
その時にも、新極真会をやめるという気持ちは私には全くありませんでした。

それは井上先生や道場生の熱い気持ちを感じる道場が、心にいつもあったからです。
そのため今まで継続することが出来ました。

また岡山市北道場以外にも、素晴らしい方々との出会いが続けていくうえで、私にとってかけがえのないものとなりました。

三好師範にお会い出来たことは、本当に幸せなことでした。
伝統を大切にする中で、厳しさや強さと共に暖かさを教えていただいたと思っています。

本物とはこういう方のことをいうのだと感動しました。

また、野本先生をはじめ、三好道場の方々にはいつも試合会場等で声をかけていただき、そのたびに空手に対する気持ちが鼓舞されました。

徳島や香川の先生方にも本当にお世話になりました。
岡山東支部の石原先生にはいろいろな場面でご一緒させていただき、道場生の方々にも声をかけていただきました。

皆様に本当に感謝しています。

稽古や試合を通じてこのような方々と出会うことが出来、継続出来たおかげで今回の昇段があると思っています。

今後はお世話になった方々の気持ちを大切に更に稽古に励みたいと思います。
また最後になりましたが、岡山市北道場で一緒に稽古している道場生の皆さんいつも有難うございます。

今後も一緒に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。押忍

岡山市北道場情報はこちらよりご確認下さい。

青森支部 清藤紘律 初段昇段レポート(2018年12月9日)

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この度は昇段審査を受審させて頂き、誠にありがとうございました。

私が青森鳴海道場へ入門したのは、12年前になります。
入門したきっかけは、上の子供が既に入門していたことと妻の強い進めによるものです。

いざ始めてみると、最初の頃の稽古は全く基本稽古についていけず、型もわからず、家に戻って子供に教えてもらう日々でした。

それでも1つずつで基本を覚え、審査を受けて行く度に師範の教えと稽古の積み重ねを実感することができ、充実した稽古を続けさせていただきました。

そんな私が今回鳴海師範より昇段審査の声をかけていただいた時は、自分では全く考えていなかったため、本当に良いのかどうか考えました。

しかしながら、せっかく師範より声をかけて頂いた以上、受審させていただこうと思い、今回の昇段審査に望みました。
 
10人組手については、師範からのお声がけと、道場生の皆様から応援、父兄の皆様からの声援のおかげでなんとか完遂することができました。
 
今回の審査に当たり、これまで指導していただきました鳴海師範には言葉では表せないほど感謝しております。

また、10人組手の相手をしてくださいました先輩の皆様、道場生の皆様、昇段審査に向けてご協力いただきました皆様に、ありがとうございました。

特に入門した頃から一緒に自主トレ稽古を続けていただいた水木先輩や太田先輩、高谷さん、本当にありがとうございました。

最後に妻と子供達が協力してくれたおかげで今回の審査を受けることができました。
ありがとうございます。

今後も鳴海師範の指導を受け、皆さんへの感謝の念を忘れずに稽古を続けて行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。押忍

※青森支部情報はこちらよりご確認下さい。

秋田支部 中村孝志 参段昇段レポート(2018年11月25日)

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この度は、参段昇段のお許しを頂き誠にありがとうございます。

想えば、小学生の頃に「虹をよぶ拳」と言う漫画から極真会館を知り、ウルトラマンや仮面ライダーに憧れる様に極真空手に想いを馳せ続けておりました。

生来、意気地のない私は極真空手に羨望の気持ちが有っても「やられる恐怖感」が強く大人になっても入門する事が出来ませんでした。

ある日、私の職場に極真空手の茶帯の先輩が転勤して来られ「凄いですね、極真空手は私の憧れです。」と言ったところ、「君もやらないか。」言われ、私は年齢的にも私ごときには無理だろうと言った時に「やれる時が旬な時、年齢ではない今やらないと一生出来ないよ。」と言われ、一年間先輩の手ほどきを受けて先輩の道場復帰と共に入門しました。

入門してからは、深谷師範の教えを頂き「中村、仕事だと思って稽古しろ。」と言う言葉が胸に響き、以来極真空手をする為に仕事をするのだと自分に言い聞かせて道場に通いました。

とは言え、道場の前まで行って急に腹が痛くなったり、妻と知り合って少し道場から足が遠くなったりしました。

しかし、子供が生まれその子に極真空手をやってほしいと思った時に、自分が道場でどんな存在じゃなければいけないのかを考えさせられました。

この様な私ですが、28年間いみじくも極真空手には「覚悟」を決めて向き合ってまいりました。
それは、驕り高ぶる事なく、怠る事なく、腐る事なく、稽古を貫き通せとの師範のご教授のおかげです。

それを胸に持ち続ける事によって、空手以外の人生の失敗も苦しみも悲しみもどうにか乗り越えて来る事が出来ました。

娘が生れた時に黒帯を取ると決めて、取得をしたのは息子が生れた半年後でした。
娘は退会してしまいましたが、お父さんの事は嫌いでも師範の事は大好きです。

息子は1級で高校を今年卒業ですが、師範と大佑指導員の事が大好きです。
妻は私の事を「間違いなく空手バカ」と言いますが、私の空手には全く興味がありません。
しかし、息子の試合には恥ずかしくなる程の声で応援をします。

そんな身近な人達に感謝をして、私の出来る事を精一杯やり通す事で新極真会秋田支部の発展のお役に立てるように頑張ります。

最後に、今回の審査で組手の相手と応援して下さった先輩、同輩、後輩と父兄の皆様に心から感謝をしてお礼申し上げます。押忍

※秋田支部情報はこちらよりご確認下さい。

秋田支部 東海林祐郎 参段昇段レポート(2018年11月25日)

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この度は昇段審査の機会をいただき、誠にありがとうございました。

入門して二十三年、唯々基本を重視し稽古して参りました。
基本・移動・型稽古の反復は単調で続けるのに根気を要します。
直ぐに強くなったと感じるわけでもなく、稽古に対しての迷いも生じることもありました。
 
深谷師範は基本の大切さを何時も説いていました。
私は、弟子の一人としてその言葉を具現化させる使命を感じていました。

基本を重視しやってきた人間が審査会でどのような基本・移動・型・組手をするのか、道場生に示す必要があったのです。
 
基本審査では脱力、移動審査では脱力・軸を意識し行っていましたが、力んだり軸がぶれる場面も多々ありました。

しかし、同時に疲れから力が入らなくなり、その結果、力みがとれ良い動きを取り戻し、全体的には大きな乱れがなく終えることができたと思います。
 
とはいえ、基本審査の騎馬立ちはかなり長い時間行われ、その後全く脚に力が入らない状態でした。
私の考えでは、道場生に対して試合で負ける姿を見せるのは致し方ない事と捉えていますが、例えば騎馬立ち中、腰を高くしたり崩したりする姿は絶対に見せてはいけない事と思っています。
 
その後の体力もしかり、最初からペース配分する姿は見せられないので、全力で拳立てを五十本行ったのを最後に、指立てや腹筋・スクワット等は気合いしか入れられない状態でした。
 
そして、体に全く力が入らない状態で迎えた型と十人組手。
ここは今まで行ってきた基本を重視した稽古に頼るしかありませんでした。

その内容は、自分自身では批評することは出来ませんが、私の組手を見て、基本の重要性を再認識してくれる道場生がいたのであれば幸いです。
 
最後に、二十歳の時からご指導頂いている深谷師範、宮城支部在籍時にご指導頂き、この昇段審査に立ち会って頂いた金田師範、先輩・道場生・保護者の皆様、誠にありがとうございました。

そして、これからも宜しくお願いいたします。

※秋田支部情報はこちらよりご確認下さい。


2019年JKO昇段審査会

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2019年3月3日、総本部道場において2019年JKO昇段審査会が開催された。
これまでは隔年で開催されてきたJKO昇段審査会だが、今年からは毎年開催となる。

例年通り、独特の緊張感の中で昇段審査が始まった。前半の審査となる基本、型、移動、体力審査を経て午後の組手審査と移った。

今年の注目受審者は東京城南支部の内藤健太である。第18回全日本ウエイト制空手道選手権大会で3位入賞するなど、現役時代は選手として活躍したが、現在は道場責任者を務める下丸子道場での選手育成の手腕の評価が高く、第6回全世界ウエイト制大会の日本代表選手吉澤穂高、飯野駿を育て上げた実績を持つ。その内藤が満を辞して四段昇段の10人組手に臨んだ。
この組手には愛弟子の吉澤、飯野も駆けつけ師の試練の対戦相手となった。また第4回JFKO全日本大会中量級第3位の髙野優希も対戦相手に加わるなどレベルの高い組み合わせとなったが内藤は現役時代を彷彿させる組手で10人を完遂。10人目の相手を吉澤が務め内藤にとって感慨深い昇段審査となった。また吉澤、飯野にとっても試練に挑む師の姿を見て、多大な影響を受けただろう。


今年は支部長道場長クラスの受審者は嘉堂卓也(北海道函館道場)のみとなった。2017年から直轄道場長をつとめる嘉堂は道場生と共に今年の昇段審査に臨んだ。この嘉堂の挑戦に同時期に直轄道場長となった苫小牧の柳原義文直轄道場長も応援に駆けつけた。
満身創痍になりながらも最後まで積極的に技を出し続け、見事昇段を勝ち取った。

女子からは第30回全日本ウエイト制大会中量級3位で日本代表選手も務めた長谷川梨佳が受審。弐段昇段に挑戦した。ベテランの砂川久美子や若手強豪の手島海咲を相手に10人組手を完遂。

今年の昇段審査ではこの他、全関東大会優勝、ドリームフェステバル型優勝の小島康司、ドリームフェスティバル6連覇の谷口亜翠佳も受審。激戦を戦い抜いて昇段を決めた。

2019年JKO昇段審査会合格者(段位は新段位)

内藤健太(東京城南川崎支部)四段
嘉堂卓也(北海道函館道場)参段
小島康司(東京城南川崎支部)参段
谷口亜翠佳(東京ベイ港支部)参段
大野浩洋(大阪神戸湾岸支部)弐段
大山裕城(新潟支部)弐段
長谷川梨佳(埼玉武蔵支部)弐段
澤田政人(東京お茶の水支部)初段
高窪剛輔(埼玉中央道場)初段
松本創(北海道函館道場)初段

千葉南支部 奥村雅一 参段昇段レポート(2018年12月10日)

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この度は、昇段審査を受審させていただきありがとうございました。

「次は参段だぞっ!」
16年前昇段合格後に師範から言われた最初の言葉でした。

しかし、その後は現役の引退、ゲガやモチベーションの低下で仕事を理由に減りいつしか参段は頭から消えて、空手歴の半分以上を経過していました。

自分は今年の5月で入門してから30年になり、師範はその年数から次のステップに昇段審査の機会を下さいました。

過去に読んだレポートに、ヨーロッパでは初段弐段は先輩、参段四段は先生、五段以上は師範という考えがあるそうです。

新極真会で先生として見られる覚悟があるのか、それだけの技量、器が自分にはあるのか。
何よりもこの参段という段位は師、奥村師範が千葉南に道場を立ち上げた時の段位である。

あの頃の師範を思い出すと「本当に自分で良いのか」と自問自答を繰り返し、不安を抱えながらの挑戦でした。   

自分は2年前に脳梗塞、去年は網膜剥離になり、今は通常の組手はできない為、師範の計らいで組手は免除での審査でした。

しかし免除された分、他の種目では強く納得してもらえなければと基本稽古の審査からムダに力ばかり入り、焦りと緊張で口はカラカラに渇き、いつも稽古でやっている事がとても難しく長い時間に感じました。

結果は合格をいただきましたが、自分が色帯の頃目に映っていた参段はもっと凄い人達ばかりだったと思います。

自分を見つめ直し今一度自身を磨く、それが昇段して最初にする事だと思いました。

最後に昇段の場を与えて下さった師範、審査に向けて協力してくれた多くの仲間達にあらためてお礼申し上げます。

ありがとうございました。押忍

※千葉南支部情報はこちらよりご確認下さい。

千葉南支部 岡﨑陽孝 弐段昇段レポート(2018年12月10日)

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この度は、昇段審査を受審させていただき、ありがとうございました。

弐段昇段にあたり、基本稽古から移動稽古、型などを、今一度見直し、審査に臨みました。
一つ一つの技や動きを確認し、見直したことで、改めて基本稽古や移動稽古の大切さを感じました。

新極真会の初段をいただいてから、ユース合宿、U-22合宿、日本代表合宿に参加させていただきました。ユース合宿では、選手としてだけではなく、コーチとしても参加させていただき、教わる立場から、教える立場となり、自分自身の技術や稽古に取り組む姿勢を見直すことができました。

また、奥村師範の指導補佐として中国への海外遠征も経験させていただき、海外で黒帯を締めることの厳しさを実感し、黒帯の重さを感じました。

このような貴重な経験の数々が、自分自身を大きく成長させてくれたと思っています。
この弐段昇段の機会に改めて、初段昇段の時にも書きましたが、「地に則った基本、理に適った型、華麗なる組手」という空手の三要素を実践できるような空手家になっていきたいという思いが、より強くなりました。

奥村師範から、第四回世界大会の日本代表になった時に、総本部で審査を受け、弐段で世界大会に出場された話を聞きました。

今回、日本代表になった自分にも、弐段昇段の機会を与えてくださり、激励の言葉をかけていただきました。

まだまだ未熟な点は多々ありますが、今回、弐段昇段を認めてくださった奥村師範や、空手を始めた頃からずっと応援し、支え続けてくれる両親や祖母、妹、弟、そして普段一緒に稽古している先輩や後輩達への感謝を忘れずに、新極真会の弐段として恥じない黒帯になっていけるよう、精進していきたいと思います。

ありがとうございました。押忍

※千葉南支部情報はこちらよりご確認下さい。

千葉南支部 吉羽智徳 初段昇段レポート(2018年12月10日)

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この度は、昇段審査の機会を作って頂きありがとうございます。

空手を始めて、そして奥村師範と出会って24年になります。
最初の道場に入門して2回目の稽古の際に奥村師範の指導を受けました。

当時は道場で筆頭指導員をされていて、稽古はハードで体力の無かった中学生の自分は、ついて行けず倒れこんでしまいました。

稽古後に声をかけて頂きましたが、続けていけるか不安でした。
当時の一般稽古は基本稽古、移動稽古の本数が多く、真冬になると自分の身体から湯気が出るほどで、奥村師範の指導は当時の自分にとって特にきつかったでした。

それと同時に空手に対する情熱も奥村師範から影響を受けました。

「空手の稽古は稽古した分、必ず自分に返ってくる」
当時、師範が言ったこの言葉が印象的でした。

高校生で色帯になり稽古についていけるようになると、自主練でミットや組手の相手をして頂き、高校を出る頃まで面倒を見て頂きました。

自分が高校を出た頃に師範が道場を離れられましたが、自分はその後道場で最初の昇段審査を受審する機会があり、自分にとってはこの審査が空手において一つの分岐点だったと思います。

審査の10人組手の際に、9人目で上段廻し蹴りで失神させられました。
起こされた際は何が起きたか分からず、落ち着いた後に10人目をやり終えました。

後日合格を言われましたが、当時は毎日道場で稽古していたにもかかわらず、自分の不覚により倒されたのがショックでした。

その後、仕事の都合により東京の道場に移籍したりと細々と空手を続けていましたが、母が他界して空手どころではなくなり、地元に戻り仕事に専念しておりました。

7年ほど空手から離れ、家と会社の往復の日々の中、細々とトレーニングしながら空手の事は頭の片隅にありました。

そんな時に仕事のシフトが変わる機会があり、近くの中学校の新極真の道場で教えてる山崎先輩のもとで改めて稽古をする事になり、後に奥村師範にも再会して御挨拶させて頂きました。

最初は細々と空手を続ければと思っていましたが、自分にとっては10人組手の出来事が頭に引っ掛かり、本格的に気持ちを切り替えなければと思い、本部道場に移籍して稽古させて頂きました。

移籍後に稽古や自主練等で追い込んだりすると、怪我や疲労が抜けにくく、昔のような組手が出来ずショックを受けたりしました。

でもすぐに気持ちを切り替え、基本に立ち返り稽古全般を見なおして改めて自身の組手を練り直しました。
秋に奥村師範から昇段審査のお話を頂き、審査に照準を定めて稽古しました。

私自身、時間が不規則な仕事をしている為に稽古に出れる日が週一日で、たまに稽古に行けない日もありその間、空き時間にトレーニング等をしながら審査に向けて準備していました。

しかし、審査の一週間前に組手で右足親指の筋を痛め、内出血で腫れ上がってしまい一抹の不安がありました。

審査当日は痛み止めを飲んで挑みましたが、右足に踏ん張りが効かなく、蹴りや型等は思うに出来ませんでした。

そして10人組手は師範のご配慮により、2人目から9人目は全日本選手に相手をして頂きました。
組手は突きや蹴りを返すも足に踏ん張りが効かず、思うように動けなく歯痒い気持ちでした。

途中、上段廻し蹴りが浅く入り不覚にも技ありを取られましたが、最低限倒されないように捌いて受けて返す組手に集中しました。

組手が終わり、奥村師範と握手した際に「ちゃんと完遂したんだ」と実感しました。
ベストの状態で組手が出来なかったのが唯一の心残りですが、ダメージも無く組手を終えられた事で以前に倒されてから18年間、もやついていたのがようやく晴れた心境です。
 
今回、このような機会を作って頂いた奥村師範、稽古に付き合って頂き、今回相手をして下さった全日本選手の方々、そして空手に復帰する機会を作って下さった山崎先輩に御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

また改めて初心に戻り、稽古に邁進する所存です。

※千葉南支部情報はこちらよりご確認下さい。

千葉南支部 濱田憲 初段昇段レポート(2018年12月10日)

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この度は昇段審査受審の機会を与えていただき、ありがとうございました。

最初に入門したのは今から30年前の1988年でしたが、大学進学で上京する際、一旦空手の道から離れてしまいました。

結婚して子供ができてから再度空手をやりたい気持ちが強くなり、2002年に他の極真道場に再入門しました。

そちらの道場で稽古を続けていたのですが、近所のお祭りに遊びに行ったときに拝見した、新極真会千葉南支部の演武がとても素晴らしかったのを覚えています。

また、ドリームカップの存在を知り、いつか自分も出場してみたいと思うようになりました。

そして2年前、千葉南支部に入門させていただき、奥村師範に暖かく迎え入れていただきました。
これまで経験のなかった型の試合への出場や、念願のドリームフェスティバルへの挑戦など、多くの経験をさせていただきました。

昇段審査挑戦のお許しをいただいてから、スタミナ強化と型の精度向上を目指し、道場の皆様に支えられながら稽古を積んできました。

特に型は、「この際全部覚えてしまいましょう」、という先輩の後押しをいただき、稽古を重ねてきました。

審査では、基本から全力で臨みました。
移動稽古では、若干もたついたりしてしまい、反省です。
型は、重ねてきた稽古によって自信をもって演じることができました。

補強もなんとかクリアして、最後の10人組手です。
残念ながら、すぐに動きが悪くなってしまいました。
しかし1人目から全力でいった結果であり、出し切れたのはよかったと思います。
苦しい時の仲間の声援がとても力になり、本当にありがたかったです。

今後は千葉南支部の発展のため、壮年部のリーダーとなって一層励んでいく所存です。

最後に、奥村師範、審査に向けて稽古をつけていただいた道場の皆様、本当にありがとうございました。押忍

※千葉南支部情報はこちらよりご確認下さい。

【第8回総本部錬成大会】トーナメント発表・スケジュール変更・防具について

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3月21日に新宿コズミックスポーツセンターで開催される第8回総本部錬成大会のトーナメントが発表されました。

スケジュールが当初予定より変更し、階級別の2部制となりました。

試合進行によりタイムスケジュールは変更する可能性があります。
ゼッケン、出場案内書、大会パンフレット引換券は3月11日以降順次、支部道場へ送付いたします。

第1部:中学生/高校生/U-22/シニア男女 各階級

10:00 開場
    軽量級選手の計量開始(~10:20)◆階級別計量所※重量級の計量は行いません。
    パンフレット引き換え開始(~11:00)
10:30 試合開始(各試合場にて1回戦~決勝戦)
12:30 第1部試合終了(予定)、順次解散
第1部トーナメント

第2部:幼年/小学生 各階級

会場内の混雑を緩和するため、第2部に出場する選手はできる限り午前中は来場せず、パンフレット引き換え時間(12:30~)よりお越しください。何卒ご協力のほどお願い申し上げます。
12:30 パンフレット引き換え開始(~14:30)
13:00 試合開始(各試合場にて1回戦~決勝戦)
17:00 試合終了(予定)、順次解散
第2部トーナメント

防具について

1)防具(サポーター・ヘッドガード・赤帯含む)の貸出は一切行いません。
2)各サポーターの不備はNGです。劣化が著しい(打撃部分や保護部分をカバーしていない。ゴムの劣化により外れる等)場合は、試合進行の妨げや怪我、事故の原因となります。必ず新しい防具を各自でご用意ください。
3)審判員やスタッフが確認した際、防具が基準に満たしていないと判断された場合は、交換や購入を指示する場合がございます。
4)なお防具の不備等による試合への遅刻は、いかなる理由があっても失格となります。
指定防具はこちらから

駐車場・駐輪場はございませんので、必ず公共交通機関のご利用をお願いいたします。

新宿コズミックスポーツセンター
〒169-0072 東京都新宿区大久保3丁目1−2

茨城県央支部 磯崎進 初段昇段レポート(2019年2月10日)

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このたび、78歳の誕生日に先生のご厚意により昇段のチャンスを頂き、人生最後のチャンスと思い、自分なりに頑張りました。

深谷道場に68歳の時に入門して10年、だいぶ歳を取りましたが、無欲に後ろを見ないで稽古しました。

10人組手のために行なった稽古は、左右の足に出来たアカギレにも負けず、1分を15ラウンド連続でサンドバックの打ち込み練習をしました。

そのおかげで10人組手は何とか最後まで頑張れました。

型の方は、年齢のせいか覚えるのに大変時間がかかりました。
先生には長い目で見て頂き、感謝しております。

道場の先輩先生方、ご協力ありがとうございました。押忍

※茨城県央支部の情報はこちらよりご確認下さい。


茨城県央支部 川崎学 初段昇段レポート(2019年2月10日)

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この度は昇段審査受審の機会を頂き、誠にありがとうございました。

2月10日、大雪になる予報も出ていましたが、気温は低いものの天気には恵まれた審査会を迎えることができました。

空手を始めて約30年、新極真会で約6年、年齢も50歳を超え、10、20代の道場生と一緒に稽古していると、思うように動けないことに歯がゆさを感じながらも、それも今の自分への課題として取り組んできました。

ですがスピードもスタミナも格差ばかりを感じる日々で、ウエイトトレーニングなども続けながら、最新トレーニングの情報を入手したら取り入れてみたりと試行錯誤の毎日でした。

そういった中で心の支えになっていたのが、支部長の深谷師範のご指導と黒帯の先輩方からの日々の助言でした。

特に試合での敗戦の経験も決して無駄にせず、自分の糧にするよう師範からはご指導を頂き日々の稽古に取り組むことができました。

また壮年部の存在も非常に大きく、その結束力をもとに、合同自主トレや各大会への参加を通じてお互いに刺激することができたこともここまでこれた要因になっています。

これからは更なる体力の向上に取り組み、基本技の精度を高めながら組手技術の向上に努め、少年部、一般部、壮年部それぞれが持っている課題を解決できるようなアドバイスができる黒帯になれるよう稽古を続けていきたいと思っています。

最後になりましたが、審査会当日に10人組手の相手をして頂いた皆様、応援して頂いた道場生、父兄の
皆様ありがとうございました。
あの時の声援がなければ心が折れていたかもしれません。

ご指導ご鞭撻を頂いている深谷師範のご健勝と、茨城県央支部の更なる発展を祈念しまして、御礼の言葉とさせて頂きます。押忍

※茨城県央支部の情報はこちらよりご確認下さい。

茨城県央支部 鈴木秀樹 初段昇段レポート(2019年2月10日)

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新極真会茨城県央支部に入門してから、はや10年が経ちました。
当時は、運動不足解消のため何か始めたい、どうせやるなら子供の頃から憧れていた空手を、という軽い気持ちで入門しました。

しかし、稽古では先輩道場生に毎回ボコボコにされ、週1回通っていた稽古が月1、2回になり、さらに1年を過ぎた頃には、ほとんど道場に顔を出さない幽霊会員になっていました。

そろそろ退会届けを出してけじめを付けないと、と考え始めた頃、夜の街でたまたま深谷師範に遭遇し、思わず「来週からまた稽古に行かせてもらいます!」と叫んでいました。

それがきっかけで、現在は週3、4回稽古で汗をかき、試合にも積極的に参加するようになりました。
試合場では互いに死力を尽くし、道場生達が声を絞り出して応援し合う。
年齢50歳を過ぎてこんな熱い体験が出来るとは、想像もしていませんでした。

そんな中、深谷師範から昇段審査を受けてみないかとお話しをいただきました。
自分はまだまだ黒帯を締められるような力量ではないと躊躇しましたが、後に続く道場生達の手本になれれば、という気持ちで有り難く受審させていただくことにしました。

昇段審査において移動稽古や型の部ではいつになく緊張感を覚え、10人組手では僅か数人を相手にした後、立っているのがやっとでした。

しかし、5人目を過ぎる頃から道場生達の声援がより一層熱くなり、8人、9人、10人目と、仲間達の声援に背中を押される様にして最後まで組手を取り切ることが出来ました。

今回、昇段審査を完遂させて下さった深谷師範と道場の仲間達に心より感謝申し上げます。

まだまだ未熟な黒帯ですが、帯の色に恥じぬよう、これからも道場の仲間達と楽しく熱く精進して行きたいと思っています。

今後ともよろしくお願いいたします。押忍

※茨城県央支部の情報はこちらよりご確認下さい。

ブラジル・第13回サマーキャンプ&昇段審査会

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日時: 2019年2月23日・24日
場所: ブラジル・サンパウロ州モンガグァー
主催者:ブラジル支部

2月23日・24日、第13回サマーキャンプがサンパウロ州モンガグァーにて開催され、ビーチにて厳しい稽古が行われました。
このサマーキャンプには黒帯の会員が多数集まり、技術の確認やアクティビティを一緒に行いました。
また、昇段審査会も開催され、受審者はそれぞれ昇段を目指して与えられた課題に一所懸命に挑みました。
黒帯を取得することは武道家にとって夢の一つです。昇段者は更なる責任とともに、新たなステージを歩み始めることでしょう。


The 13th Brazil Summer Camp & Grading Examination

Date: February 23-24, 2019
Place: Mongagua, Sao Paulo, Brazil
Organizer: Brazil Branch

On February 23-24, the 13th Summer Camp Karate Shinkyokushin was held in the city of Mongagua, and the participants trained hard on the beach.
Shihan Denivaldo Carvalho made this event a great meeting among the black belts for unification of techniques, and at the end of the training, they enjoyed games together.
The Grading Examination was also held, in which the Kihon, Kata, Idogeiko, physical tests of flexibility, push-ups, sit-ups, squat, Tameshwari and Kumite were required.
Conquering the black belt is the dream of every person who starts the martial art.
A new stage begins, with much more responsibility

第12回日本代表候補(兼JFKO大会)強化合宿二日目

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3月8日~10日、第12回日本代表候補(兼JFKO大会)強化合宿が富士緑の休暇村で開催されている。第5回JFKO全日本大会での全階級制覇と、その先にある第12回世界大会での男女ダブル優勝という大目標へ向け、すでに日本代表の切符を勝ち取っている島本雄二、山本和也、加藤大喜、岡﨑陽孝、南原朱里を含む日本トップクラスの男女約70名が、過酷な稽古で汗を流した。合宿二日目の模様をお届けする。


午前6時からの早朝稽古開始を待たず、15分前には全選手が体育館に集合し、ランニングで汗を流した。続いて石原延日本代表コーチが陣頭指揮をとり、数名ずつのチームに分かれてリレー形式で競争が行なわれた。ダッシュ、ケンケン、クモ歩き、お尻歩きなどさまざまな種目でスピードを競い、最下位のチームにはその都度、拳立て伏せ10回の罰ゲームが課せられた。


午前稽古では最初に石原コーチが指導を行ない、片手のみを使って相手の肩をタッチする「肩タッチ」で受けからの攻撃を意識する稽古を行なった。自由組手を挟んでから、選手強化委員の谷川光支部長が男子選手を集め、組手の攻防の中で突きに体重を乗せるコツを、女子選手には新保智日本代表コーチがより多くの体重を乗せる突きのフォームを伝授し、ともに突きの体重移動をテーマにセミナーを行なった。



その後、選手たちは教わったテクニックを約束組手の中で実践。その後は石原コーチが数回のセミナーを行ない、最後は2人1組で腹打ち。受ける側が目をつぶってタイミングを取りづらくするなど、通常とは違うバージョンでも行なわれた。


午後稽古の冒頭では、男子各4階級と女子の5グループに分かれ、日本代表コーチや選手強化委員が5月のJFKO全日本大会で勝つために必要なテクニックを口頭でアドバイスした。組手では男女それぞれがAランク(日本代表、特Aランクを含む)、Bランクに分かれ、1分10セットの組手を交代で行なった。「2日間で一番、動きがよかったよ」と、奥村幸一日本代表監督が称賛するほど激しく充実した内容の組手を見せ、最後はスクワットの体勢で腰を落として1分間キープ、両足の親指をつけて腰を落とし、1分間キープ、ジャンピングスクワット、拳立て伏せなどの補強をみっちりと行ない、今合宿最大の山場となる二日目の午後稽古を完遂した。


 夜には、アンチ・ドーピング委員会の委員長を務める南大阪支部の内藤隆富支部長、JADA協力講師の関水康成さんが駆けつけ、講習会が開かれた。選手は大会に向けてドーピングに関する正しい知識を学び、質疑応答も行なわれた。大山倍達総裁が愛した鶏の水炊きが振る舞われた決起会では、この春、中学、高校、大学を卒業した選手の紹介もあわせて行なわれた。

第12回日本代表候補(兼JFKO大会)強化合宿

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3月8日~10日、第12回日本代表候補(兼JFKO大会)強化合宿が山梨県にある富士緑の休暇村で開催された。第5回JFKO全日本大会での全階級制覇と、その先にある第12回世界大会での男女ダブル優勝という大目標へ向け、すでに日本代表の切符を勝ち取っている島本雄二、山本和也、加藤大喜、岡﨑陽孝、南原朱里を含む日本トップクラスの男女約70名が、過酷な稽古で汗を流した。3日間の合宿の模様をお届けする。

【初日】

「いよいよ勝負の時が来ました。5月のJFKO大会へ向け、他の流派も我々と同じように全国で強化稽古をやっています。みなさんの合言葉は“打倒・新極真”。ここにいるメンバーは新極真の牙城を守り、自分たちの任された階級は絶対に勝つという気持ちで、この2泊3日、一切手を抜かずに死に物狂いでがんばってください」
 南アフリカ出張中の緑健児代表が不在の中、14時からの結団式であいさつを行なった三好一男日本代表総監督は、上記の言葉で選手たちに檄を飛ばした。奥村幸一日本代表監督は、今年の書き初めで愛弟子の岡﨑がしたためた『王座死守』の書を持参して紹介する。日本選手団の大黒柱である島本雄二は「伝統継承、王座死守に向けて、5月、11月は必ず新極真会が、日本が王座を獲りましょう」とあいさつ。
 基本稽古の後には早速、男女階級別に分かれて総当たりの組手が始まった。1分×10ラウンドを、休憩を挟みながら繰り返していく。その後、選手と強化委員を兼任する形で今合宿に参加した山田一仁支部長が、突きのセミナーを行なった。下半身のパワーを拳に伝えるための効果的な体の使い方を伝授すると、選手はすぐさまシャドーや組手でそれを実践する。残り30分からは石原延日本代表コーチ主導のもと、腕立て伏せをしながらの手押し車、背中に相手を抱えて歩くなどの補強メニューを行なった。
 セミナールームで行なわれたナイトミーティングでは、かつて大山倍達総裁が語った「世界チャンピオンとなるために必要な3つ(①努力。②天性。③チャンス)」を奥村監督が紹介。その後はコーチや選手強化委員、オブザーバーの面々が大会へ向けてのアドバイスを送り、合宿初日が終了した。

【二日目】

午前6時からの早朝稽古開始を待たず、15分前には全選手が体育館に集合し、ジョギングで汗を流した。続いて石原コーチが陣頭指揮をとり、数名ずつのチームに分かれてリレー形式で競争が行なわれた。ダッシュ、ケンケン、クモ歩き、お尻歩きなどさまざまな種目でスピードを競い、最下位のチームにはその都度、拳立て伏せ10回の罰ゲームが課せられた。
午前稽古では最初に石原コーチが指導を行ない、片手のみを使って相手の肩をタッチする「肩タッチ」で受けからの攻撃を意識する稽古を行なった。自由組手を挟んでから、選手強化委員の谷川光支部長が男子選手を集め、組手の攻防の中で突きに体重を乗せるコツを、女子選手には新保智日本代表コーチがより多くの体重を乗せる突きのフォームを伝授し、ともに突きの体重移動をテーマにセミナーを行なった。その後、選手たちは教わったテクニックを約束組手の中で実践。その後は石原コーチが数回のセミナーを行ない、最後は2人1組で腹打ち。受ける側が目をつぶってタイミングを取りづらくするなど、通常とは違うバージョンでも行なわれた。
全体撮影に続いて行なわれた午後稽古の冒頭では、男子各4階級と女子の5グループに分かれ、日本代表コーチや選手強化委員が5月のJFKO全日本大会で勝つために必要なテクニックを口頭でアドバイスした。組手では男女それぞれがAランク(日本代表、特Aランクを含む)、Bランクに分かれ、JFKO全日本大会を想定してまずは2分、2分、2分の組手を交代で行なった。続けて男子のみ、準々決勝以上の試合時間である3分、2分、2分に移行。「2日間で一番、動きがよかったよ」と、奥村監督が称賛するほど激しく充実した内容の組手を見せ、最後はスクワットの体勢で腰を落として1分間キープ、両足の親指をつけて腰を落とし、1分間キープ、ジャンピングスクワット、拳立て伏せなどの補強トレーニングをみっちりと行ない、今合宿最大の山場となる二日目の午後稽古を完遂した。
 夜には、アンチ・ドーピング委員会の委員長を務める南大阪支部の内藤隆富支部長、JADA協力講師の関水康成さんが駆けつけ、講習会が開かれた。選手は大会に向けてドーピングに関する正しい知識を学び、質疑応答も行なわれた。大山倍達総裁が愛した鶏の水炊きが振る舞われた決起会では、この春、中学、高校、大学を卒業した選手の紹介もあわせて行なわれた。

【最終日】

 早朝稽古では前日同様に体育館でジョギングを行ない、続いて体重が近い選手同士が2人1組となり、さまざまなバリエーションの腹踏みで打たれ強さを養った。今合宿のフィナーレとなる午前稽古では、石原コーチがセミナーを開催。選手たちは約束組手の中で守りと攻めに分かれ、守備側の選手は相手の攻撃をさばいてから手や足のフォローを入れる受け返しを学んだ。
 その後に行なわれた自由組手では男女それぞれがAランク(日本代表、特Aランクを含む)、Bランクに分かれ、男子は3分、2分、2分、女子は2分、2分、2分の組手を合計3セット行なった。最後はコーチ陣も混ざり、大きな輪になって拳立てやジャンピングプッシュアップなどをシャドーを挟みながら行ない、持てる力を振り絞った。
 解散式では三好総監督が「フルコンタクトの王者は、新極真会でなければいけないと思います。だからJFKOは勝ち抜いてもらいたい。自分たちの道場に帰って、これから死に物狂いで稽古してください」と発破をかけた。島本雄二と南原が順番に決意を述べ、続けて今合宿の主将を務めた島本一二三が「自分たちは結果でしか恩返しができません。JFKOは必ず全階級制覇をして、世界大会での王座死守につなげたいと思います。3日間ありがとうございました」とコメント。最後に奥村監督が「自分の力で代表権を勝ち取って、ぜひ日の丸をつけて6月に鹿児島で行なわれる日本代表合宿に集ってください」とエールを送り、3日間の過酷な合宿が幕を閉じた。

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