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第2回全北陸空手道選手権大会

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2015年9月20日、新潟市東総合スポーツセンターで行われた第2回全北陸空手道選手権大会の入賞者です。

■一般無差別級の部
優 勝 賀数拓海(東京東支部)
準優勝 長谷川翔平(千葉南支部)
第3位 西澤諒(埼玉武蔵支部)
第3位 古谷野昇平(千葉松戸道場)

■一般軽量級の部
優 勝 郷内一馬(東京城南川崎支部)
準優勝 佐藤大海(芦原会館 西山道場)
第3位 金井渉(東京東支部)
第3位 大山裕城(新潟支部)

■幼年の部
優 勝 本山飛羽(炎心会)
準優勝 佐藤杜(拳獅会)
第3位 宮内謙(東京ベイ港支部)
第3位 小嶺一心(総本部道場)

■小学1年女子の部
優 勝 植松音羽(群馬支部)

■小学1年男子の部
優 勝 鈴木玖龍(東京ベイ港支部)
準優勝 北嶋儀道(東京城南川崎支部)

■小学2年男子の部
優 勝 七野歩真(埼玉中央道場)
準優勝 岩崎悠人(宮城支部)
第3位 林類稀(東京中野道場)
第3位 田中嶺央(栃木支部)

■小学2、3年女子の部
優 勝 牛若友喜(群馬支部)
準優勝 西尾咲紀(栃木支部)

■小学3年男子初級の部
優 勝 和田琢磨(新潟支部)

■小学3年男子中級の部
優 勝 林一樹(新潟支部)
準優勝 神保昌吾(東京中野道場)

■小学3年男子上級の部
優 勝 小嶺心町(総本部道場)
準優勝 笠谷陸斗(埼玉中央道場)

■小学3、4年女子の部
優 勝 浅見江莉加(世田谷・杉並支部)

■小学4年男子初級の部
優 勝 藤川志翔(世田谷・杉並支部)
準優勝 樋口暖希(新潟支部)

■小学4年男子中級の部
優 勝 原弘樹(東京城南川崎支部)
準優勝 佐藤櫂(拳獅会)
第3位 稲森優斗(新潟支部)
第3位 加藤来葵(東京ベイ港支部)

■小学4年男子上級の部
優 勝 塚本慶次郎(世田谷・杉並支部)
準優勝 佐藤駆(東京東支部)
第3位 尾形鴻志郎(栃木支部)
第3位 小林凛久(東京城南川崎支部)

■小学5年女子初級の部
優 勝 長田谷七海(埼玉中央道場)

■小学5年女子上級の部
優 勝 澤井珠朱(東京城南川崎支部)

■小学5年男子軽量級の部
優 勝 小幡魁(新潟支部)
準優勝 遠藤修羅(栃木支部)
第3位 堤亮人(東京東支部)
第3位 木下凱童(新潟支部)

■小学5年男子重量級の部
優 勝 石渡大翔(東京城南川崎支部)
準優勝 眞島巧之介(新潟支部)
第3位 渡邉泰誠(東京城南川崎支部)
第3位 小林誉知(栃木支部)

■小学6年女子初級の部
優 勝 佐藤美優(新潟支部)

■小学6年女子上級の部
優 勝 並木友香(群馬支部)

■小学6年男子軽量級の部
優 勝 並木将也(群馬支部)
準優勝 阿久津輝虎(群馬支部)
第3位 寺岡聖拓(極真会館 田畑道場)
第3位 本山葵(炎心会)

■小学6年男子重量級の部
優 勝 岡田瑠斗(青森支部)
準優勝 土田颯太(拳獅会)
第3位 下津拓郎(三重中央支部)
第3位 鈴木小次廊(西神奈川支部)

■中学女子軽量級の部
優 勝 角川夏海(東京東支部)
準優勝 小林鈴奈(東京城南川崎支部)

■中学1年男子軽量級の部
優 勝 佐藤颯(東京東支部)
準優勝 澤井天心(東京城南川崎支部)
第3位 澤田嘉一(新潟支部)
第3位 橋本瑞樹(神奈川東横浜支部)

■中学1年男子重量級の部
優 勝 小野寺楓(栃木支部)

■中学2年男子軽量級の部
優 勝 小林一稀(福井中央支部)

■中学3年男子の部
優 勝 郷内二千翔(東京城南川崎支部)
準優勝 佐藤豪海(芦原会館 西山道場)
第3位 伊藤宗隆(東京城南川崎支部)
第3位 中出大智(福井中央支部)

■高校1年男子軽量級の部
優 勝 安原有輝(青森支部)

■高校男子重量級の部
優 勝 中野幸大(新潟支部)
準優勝 相澤旦暉(芦原会館 西山道場)

■一般女子の部
優 勝 粟井茉実(千葉南支部)
準優勝 砂川久美子(お茶の水道場)

■シニア初級の部
優 勝 植松崇(群馬支部)

■シニア上級の部
優 勝 只石昌幸(世田谷・杉並支部)
準優勝 相樂誠(芦原会館 西山道場)

■ミドルシニア初級の部
優 勝 宮内亮治(世田谷・杉並支部)

■ミドルシニア上級の部
優 勝 相澤彰(芦原会館 西山道場)
準優勝 菅将文(総本部道場)

■グランドシニアの部
優 勝 吉野雅彦(東京城南川崎支部)
準優勝 浅見明彦(世田谷・杉並支部)

■一般初級の部
優 勝 中西秀彰(福井中央支部)
準優勝 佐藤瑞紀(新潟支部)

■一般男子中級の部
優 勝 福井亨(総本部道場)
準優勝 竹内倫明(東京北西支部)

■少年敢闘賞
牛若友喜 (群馬支部)

■少年技能賞
石渡大翔 (東京城南川崎支部)

■一般敢闘賞
賀数拓海 (東京東支部)

■一般技能賞
郷内一馬 (東京城南川崎支部)

■型・団体の部
優 勝 
渡邉洋子(東京東)
渡邉紗綾(東京東)
渡邉康嗣(東京東)

準優勝 
渡邉琉太(新潟A)
渡邉拓海(新潟A)
小幡 魁(新潟A)

第3位 
中出昂希(福井中央)
佐竹凌空(福井中央)
鈴木慈人(福井中央)

第3位 
加藤颯真(新潟B)
加藤楓基(新潟B)
澤田嘉一(新潟B)

■型・幼年・小学1、2年初級の部
優 勝 稲大和(湘南支部)
準優勝 佐藤光起(群馬支部)
第3位 渡辺悠広(新潟支部)
第3位 牛若友喜(群馬支部)

■型・小学1、2年上級の部
優 勝 佐當直紀(長野支部)

■型・小学3、4年初級の部
優 勝 小幡結(新潟支部)
準優勝 諸橋皇心(新潟支部)
第3位 木村円香(新潟支部)
第3位 林一樹(新潟支部)

■型・小学3、4年上級の部
優 勝 大友伯(東京東支部)
準優勝 塚本慶次郎(世田谷・杉並支部)
第3位 尾形鴻志郎(栃木支部)
第3位 岡田湘太(湘南支部)

■型・小学5、6年初級の部
優 勝 稲優梨亜(湘南支部)
準優勝 木下凱童(新潟支部)
第3位 植松美結(群馬支部)
第3位 鈴木泰士(新潟支部)

■型・小学5、6年上級の部
優 勝 渡邉椎菜(東京東支部)
準優勝 阿久津輝虎(群馬支部)
第3位 並木友香(群馬支部)
第3位 小幡魁(新潟支部)

■型・中学・高校生初級の部
優 勝 渋谷風人 (新潟支部)

■型・中学・高校生上級の部
優 勝 渡邉紗綾(東京東支部)
準優勝 渡邉康嗣(東京東支部)
第3位 鈴木龍ノ祐(西神奈川支部)
第3位 渡邉拓海(新潟支部)

■型・一般初級の部
優 勝 渋谷雅彦(新潟支部)

■型・一般女子の部
優 勝 渡邉洋子(東京東支部)

■型・一般男子上級の部
優 勝 志村朱々璃(総本部道場)
準優勝 加藤颯真(新潟支部)

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新潟支部
支部長/責任者:古川章
連絡先住所:950-2162新潟県新潟市西区五十嵐中島5丁目1-1
電話番号:025-201-8318
新潟支部ホームページ


第30回全関西空手道選手権大会

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2015年9月20日(日)、堺市立大浜体育館で行われた、第30回全関西空手道選手権大会の入賞者です。

一般男子上級無差別級の部
優 勝 岡田侑己(大阪神戸湾岸支部)
準優勝 梅田直紀(大阪東部支部)
第3位 酒井瑞樹(高知支部)
第3位 寺浦敦(大阪北支部)

一般男子上級中量級の部 
優 勝 金森俊宏(兵庫中央支部)
準優勝 扇谷卓哉(大阪北支部)

一般男子上級軽量級の部 
優 勝 服部巧(西東海支部)
準優勝 山下渉(南大阪支部)
第3位 高橋琢馬(魚本流)
第3位 村長航太朗(空手道MAC)

幼年男女の部 
優 勝 原内仁(香川中央支部)

小学1年男女初中級の部 
優 勝 桒島百都(徳島西南支部)
準優勝 妹尾真輝(大阪中部支部)
第3位 筒井琳太(奈良支部)
第3位 音羽武蔵(拳実会支部)

小学1年男子上級の部 
優 勝 山下瑞貴(高知支部)
準優勝 辻岡季也(高知支部)

小学2年男子初中級の部 
優 勝 田中八雲(愛知山本道場)
準優勝 田所侑磨(愛知山本道場)
第3位 田形仁千嘉(空研塾支部)
第3位 志和政宗(福岡支部)

小学2年男子上級の部 
優 勝 東山士洋(和歌山支部)
準優勝 原内心(香川中央支部)

小学2年女子の部 
優 勝 三村愛衣(奈良支部)

小学3年男子初中級の部 
優 勝 豊福駿介(兵庫中央支部)
準優勝 村松瑠央(愛知山本道場)
第3位 多田旺夏(徳島西南支部)
第3位 竹本皐汰(空研塾支部)

小学3年男子上級の部 
優 勝 久米怜太(徳島西南支部)
準優勝 坂口大和(三重中央支部)
第3位 住江秀昭(大阪北支部)
第3位 吉田桜太郎(愛知山本道場)

小学3年女子の部 
優 勝 瀬川桜風(大阪北支部)
準優勝 岡くるみ(和歌山支部)
第3位 妹尾来望(大阪中部支部)
第3位 笹部花香(大阪中部支部)

小学4年男子初中級の部 
優 勝 池野空翔(大阪神戸湾岸支部)
準優勝 大田義道(大阪中部支部)
第3位 岡勇晴(大阪神戸湾岸支部)
第3位 上土谷羚(和歌山支部)

小学4年男子上級の部 
優 勝 竹原太一(白蓮会館)
準優勝 志和蘭丸(福岡支部)
第3位 田中梗介(三重中央支部)
第3位 山本寿連(大阪北支部)

小学4年女子の部 
優 勝 泰地瞳(大阪東部支部)
準優勝 岡部真央(大阪神戸湾岸支部)
第3位 中屋真緒(大阪中部支部)
第3位 金谷羚心(大阪東部支部)

小学5年男子初中級の部 
優 勝 内畑谷将(大阪神戸湾岸支部)
準優勝 甲田惇人(大阪神戸湾岸支部)

小学5年男子上級の部 
優 勝 瀬川欧太郎(大阪北支部)
準優勝 宮里端(福岡支部)
第3位 森本修司(白蓮会館)
第3位 河原聖(奈良支部)

小学5年女子の部 
優 勝 長嶺愛花(愛知山本道場)
準優勝 高橋実玖(徳島西南支部)

小学6年男子初中級の部 
優 勝 奥井匠(大阪西支部)
準優勝 野上絢史(大阪北摂支部)

小学6年男子上級の部 
優 勝 手嶋英士(福岡支部)
準優勝 西本統士(奈良支部)
第3位 堀田陽友(大阪北支部)
第3位 有本海凪(和歌山支部)

小学6年女子の部 
優 勝 宇都宮美咲(大阪神戸湾岸支部)
準優勝 高嶋紗莉(兵庫中央支部)
第3位 栗原真唯(大阪東部支部)
第3位 田中利奈(岡山東支部)

中学1年男子の部 
優 勝 金森悠成(金森道場)
準優勝 津乗柊馬(愛知山本道場)
第3位 倉前雷汰(大阪東部支部)
第3位 河原舜(奈良支部)

中学2年男子の部 
優 勝 堀江俊明(大阪東部支部)
準優勝 辻野陣(兵庫中央支部)
第3位 川北海斗(大阪北支部)
第3位 青木翔(三重中央支部)

中学3年男子の部 
優 勝 中田裕陽(大阪中部支部)
準優勝 竹原宙(白蓮会館)
第3位 山中湧太(高知支部)
第3位 大鍬望(和歌山支部)

中学1年女子の部 
優 勝 岩田琴海(大阪東部支部)
準優勝 志和ひかる(福岡支部)

中学2年女子の部 
優 勝 石田なつ(愛知山本支部)
準優勝 松木萌衣(和歌山支部)

中学3年女子の部 
優 勝 長嶺愛里(愛知山本道場)

高校男子上級の部 
優 勝 園部勝人(滋賀中央支部)

シニア40歳以上の部 
優 勝 盛光学(大阪東部支部)

一般男子初中級の部 
優 勝 石田大晟(空研塾)

一般女子上級の部 
優 勝 中村風月(和歌山支部)
準優勝 将口美希(愛知山本道場)
第3位 鈴木陽南(愛知山本道場)
第3位 鎮谷美玖(大阪北支部)

型・小学生低学年の部 
優 勝 岡くるみ(和歌山支部)
準優勝 住江秀昭(大阪北支部)
第3位 阪上僚汰朗(兵庫中央支部)
第3位 東山士洋(和歌山支部)

型・小学生高学年の部 
優 勝 田中利奈(岡山東支部)
準優勝 山中咲和(高知支部)
第3位 高嶋紗莉(兵庫中央支部)
第3位 森瑞紀(兵庫中央支部)

型・中高生の部 
優 勝 深谷朱李(愛知山本支部)
準優勝 山中湧太(高知支部)
第3位 宇都宮優太(大阪神戸湾岸支部)
第3位 小泉結菜(愛知山本道場)

型・一般男女の部 
優 勝 玉置麻衣子(兵庫中央支部)
準優勝 前田八重子(大阪北支部)

湘南支部昇級・昇段者(2015年9月23日)

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湘南支部の昇級・昇段者です。

■昇段者

弐段
山内豊秋

■昇級者

<一般部>

3級
久保東大

<少年部>

5級
山下大樹

6級
髙橋陸登

7級
吉田勇海 髙橋颯人

8級
三木海蓮

9級
髙橋陽登 井上嵐

10級
横山空海 下田伶皇 秋元日陽 安部川航汰

※こちらで掲載している昇級者氏名は、支部道場より頂いた昇級者データを参照しています。

湘南支部
支部長/責任者:小泉英明
連絡先住所:神奈川県茅ヶ崎市元町6-13ル・ミストラル茅ヶ崎1F
電話番号:0467-58-7390
湘南支部ホームページ

和歌山支部昇級・昇段者(2015年9月13日)

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和歌山支部の昇級・昇段者です。

■昇段者

初段
柳瀬真希

■昇級者

<一般部>

1級
柳本将喜 竹内愛刀

7級
前窪弘朗 西本宗平 井上高幸

9級
田中一彰

10級
橋本凌

<女子部>

7級
大西明日香

<少年部>

1級
出口鉄平 谷本頼威 上土谷捷 福岡龍洸

2級
長岡佳希

3級
野口陸 吉田亜未 森伊吹

4級
金森申揮 岡田宗大

5級
森美頼 九鬼大空 古川良成 出口晃暉 鈴木遼一郎 奥颯斗 竹内愛二 門田琉生
門田麻世 野口空

6級
田端大起 濵口天我 中大尭  井澗秀稀 永井翔 吉野圭翔 岸宗武尊 丸尾亜瑚

7級
和田夕摩 岩﨑将也 小嶋健心 小嶋葉月 前田悠聖

8級
石井武蔵 宮本清良 野村陽香 岡田吏功 竹本美羽 大西栄慶

9級
田中徠人 吉田爽 坂本希望 山本莉子 有光百合愛 有光寿理愛 大西慶歩

10級
金森獅雄 岡佳亮 玄素沙永子 柴田晶也 木村咲哉 木村華梨 吉野奏音
南悠大 濵中光明

和歌山支部
支部長/責任者:黒岡八寿裕
連絡先住所:640-8302 和歌山県和歌山市井辺437-21
電話番号: 073-400-6989
和歌山支部ホームページ


 

千葉南支部昇級者(2015年6月26日、9月20日)

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千葉南支部の昇級者です。

2015年6月26日

<一般部>

2級
那須翔太 橋本颯蒔

4級
池邊虎之介 小川雅之 重藤佑太

6級
内山貴詞 岩佐省吾 佐藤裕樹

7級
木田明秀

<女子部>

6級
中尾聖代

7級
木田奈端子

9級
那須恵子 小山奈美

10級
武田奈津子 水野深美瑠

<少年部>

3級
橋本莉寧

4級
笠川晋太郎

5級
小関柊介 水沼航大 四方詩音 小田嶋秀直 藍野紫穏 高橋晴希 小沢柊陽

6級
野村蓮 太田みなみ 松戸理名 木田大雅 吉田望海

7級
河相直翔 太田快 重藤幸希 山本竜麒

8級
行方麻人 森飛翔 鈴木煌世

9級
酒井和希 坪井海音 冨坂州

10級
小野寺柊太 菅敦樹 森大裕 伊吹律 藤田浩輝 相葉修斗 森ひなた 磯田一樹
中野太陽 野島颯人 相葉拓斗 野村暖 小沢流空

2015年9月20日

<一般部>

1級
宮本浩一

3級
中山祥

4級
伊藤裕也

6級
宗像初芽

8級
町田憲司 中村悟朗

10級
赤木大和

<女子部>

2級
野村歩美 中山栞

6級
吉田陽子

10級
冨坂優子

<少年部>

3級
高見澤麟 菊地景虎

4級
那須奎太

5級
久保田真

6級
能城将太 東谷天羅 石川斗真 佐藤百華

7級
菊池弘武 高波知弘 吉田宗正 菅原遙斗

8級
宮木隆成 久田広夢 小柴望実 高見澤魁 早坂斗亜 佐藤煌太朗 稲田茉夏

9級
西岡龍斗 木原碧基 菊島世帆 高波拓矢 黒田龍之介 小林藍音 森千太郎
木田龍希 平野悠斗

10級
生熊慶也 浦山奈歩 平野伊武季 森啓汰 谷川薫堂 高見澤美蕾

※こちらで掲載している昇級者氏名は、支部道場より頂いた昇級者データを参照しています。

千葉南支部 
支部長/責任者:奥村幸一
連絡先住所:千葉県千葉市若葉区加曽利町365-2
電話番号:043-235-1900
千葉南支部ホームページ

 

                  

スポーツオブハート応援ライブに元ユースのWATARUが出演

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 全日本ジュニア選手権大会で優勝をはじめ多数の優秀な成績を残し、ユースジャパン黎明期に副主将を務めた長渕航選手が、 現在WATARUとしてアーティスト活動中です。
 そのWATARUが10月17日に開催される『スポーツ オブ ハート』の応援ライブに出演します。
 スポーツ・オブ・ハートは、パラリンピアンの呼びかけにより、健常者と障がい者の枠を超えて、共に豊かな未来の日本を創造するためにスポーツ選手、ミュージシャン、文化人たちが共鳴しあい、団体・企業・省庁協力のもと
“障がい者、健常者すべての人たちが共に分かち合い、心豊に暮らせるニッポン”をめざすプロジェクトです。
ぜひ会場に足を運んでいただき、応援よろしくお願いいたします。

2015年10月17日(土)18日(日)開場16:45 / 開演17:30
国立代々木競技場第一体育館

ライブ詳細、チケットに関してはサイトをご覧ください。
応援ライブ
スポーツオブハート
WATARUオフィシャルサイト



第11回全世界大会を目前に控え

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皆さま、平素は新極真会の発展にご尽力を賜り誠に有り難く心から御礼を申し上げます。
いよいよ、4年に一度の武道空手の祭典である第11回全世界大会が直前に迫って参りました。
日本では、この大会に向けた準備が着々と進んでおり、大詰めの段階に入りました。何といっても大会は選手が主役です。この世界最高の栄光の舞台に上がることに誇りを持って、ベストコンディションで試合場に臨めるように最後の仕上げを行って下さい。今大会には先日、極真空手のオリンピック種目化を目指して正式協定を結んだ極真世界連合の選手団にも参加していただきます。極真各派の選手同士が団体の枠を超えて、激しくも清々しく、正々堂々とした戦いを披露し、魂の交流をしていただくことを期待致します。
 世界大会では、世界中の支部長責任者の皆さまにお目にかかれるのが非常に楽しみです。いつも申しますが、新極真会は民主合議制を基軸にした組織です。私たちの新極真会をより大きく発展させるために建設的な意見を交わし、みんなで手と手を取り合って未来に向けて一歩一歩踏み出して参りましょう。大会終了後には世界空手セミナーも開催されますが、多くの参加者と日本のシンボルである富士山の麓で空手三昧の至福の時を過ごしましょう。
 さて、9月28日には2020東京オリンピック追加競技の提案が正式に大会組織委員会から発表がなされ、空手が追加競技として提案されることが決定されました。この追加競技の提案決定に向けた関係各位のご尽力に心から敬意を表しますと同時にお慶びを申し上げます。今回発表された空手競技には残念ながらフルコンタクトは含まれませんでした。私たちは空手競技においてノンコンタクト組手とフルコンタクト組手を共存させる可能性を見極め、今後はフルコンタクト空手の単独承認も視野に入れながら、引き続きフルコンタクト空手の世界的な価値を高めていきたいと考えています。こうした活動を推進する上で、フルコンタクト空手を世界的に統括する国際競技連盟の創設が急がれます。新極真会の支部長責任者の皆さんにおいては、各国各地域でフルコンタクト空手競技を統括する国内競技連盟の創設に向けた一層のご尽力を期待しています。フルコンタクト空手のオリンピック種目化はこれからが本番なのです。引き続き、フルコンタクト空手を志す子どもたちがオリンピックの舞台で活躍できる可能性を追求して参る所存です。こうした未来志向の努力の継続によって、昨年11月に世界的に実施した「フルコンタクト空手のオリンピック種目化」の署名活動にご協力をして下さった103万名の皆さまの期待にお応えしていきたいと考えています。尚、2020東京オリンピックの追加競技・種目は、2016年8月にリオ・デ・ジャネイロで行われる第129次IOC総会での承認を以って正式決定する運びです。
 冒頭に述べましたように第11回全世界大会は目前に迫りました。本大会の開催に向けてご協力をして下さるすべての皆さまに感謝を申し上げ、今月の挨拶とさせていただきます。押忍
新極真会代表
緑健児

第11回世界大会直前特集

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第11世界大会が目前に迫ってきました。世界大会観戦の予習に空手ライフの世界大会特集を大公開!!(協力:空手ライフ編集部)
コンテンツは随時追加されます。バナー画像をクリックしてください。

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第11回世界大会日本代表強化合宿

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 武道回帰――。第11回世界大会は、〝武道〟が大きなテーマのひとつになっている。
 たしかに空手は武道に違いないが、JFKOを中心にしたフルコンタクト空手のオリンピック種目化運動もあり、やや軸足が競技の方向へ踏み込んでいる印象もある。競技と武道のほどよいバランスが空手を形成する核とするならば、世界大会が開催される今年こそ、武道を見つめ直すいい機会なのだろう。とくに世界大会は体重無差別で行なわれるため、小よく大を制することができることからも競技と武道が融合する究極の形といっていいのかもしれない。

 そうした中、山梨県の富士緑の休暇村で日本代表強化合宿が行なわれた。全員が集まって稽古する最後の合宿だけあり、緑代表、小林副代表、三好総監督、奥村監督、木元師範、そして世界と闘ってきた最強のコーチ陣が揃い、稽古初日から檄が飛び交った。
 強化合宿といっても特別なことをするわけではない。基本稽古が終わると、ミット打ち、補強、組手稽古が延々と続く。だが選ばれし男女27名は、「王座死守」「伝統継承」という明確な目的を持って参加しているため、稽古に取り組む意識が違う。とくに組手稽古は、海外の選手を想定した闘い方をイメージして動いていることがほとんどだったという。
 コーチ陣も、動きの中から注意点が見つかれば、すぐにアドバイスを送って修正点を伝えるなど息の合った連携が多くみられた。選手とともに闘っている。代表チームの指導者の熱意は、選手たちにも伝わったことだろう。

 ここに掲載している選手の写真は、全力を出し切っている表情を選んでいるため、あまりカッコいい場面ではないかもしれない。しかし塚本徳臣コーチが、「稽古をしている選手は、意識が内側に向かっています。外に向かって強く見せることを考えずに、内に向かっていかに強くなれるかを考えるものです」と語っていたように、同じ方向を見ている象徴といえた。

 彼らが必死になって稽古する姿を見て浮かんだ言葉は、27の絆。27は日本代表の人数なので、厳密に言えば他流派を含めて29ということになる。この数字は、それぞれの人生が偶然にも出会うことにより、交わることとなったJAPANチームの力を示すナンバーといっても過言ではない。

 だが、新極真会の日本代表が27人だから27通りの絆という単純な計算ではなく、そこから派生する数はとてつもなく大きい。例えば日本代表男子のエース・島本雄二だけでも、緑代表、三好総監督、奥村監督、木元師範、各コーチ陣、日本代表選手たち、広島支部の大濱博幸支部長、家族、稽古仲間……と一つひとつ探っていけば無数に広がっていく。27を起点にして網の目にように広がる絆こそが、日本代表の強さでもある。

 絆という面では世界大会に参戦する外国人も同じなのかもしれないが、大きく違うのは覚悟の量であろう。空手母国・日本は、絶対に勝たなければならない伝統と使命がある。今回の合宿でも代表選手は「自分たちの代で負ければ、これまでの伝統が途切れてしまう。それだけは絶対にできません」と危機感を持っていた。優勝を目指しつつ、日本の伝統を守ることを最優先にする選手が多かったのは心強い限りだ。
 初日のミーティングでは、木元師範が現役時代に、第4回世界大会で故アンディ・フグと闘う試合映像が流された。その試合は残念ながら勝つことはできなかったが、世界大会ファイナリストとなったフグが最も苦しんだ相手として木元師範の名前を挙げた事実はいまだに語り継がれている。

「毎日、日誌をつけて自分のすべきことは何かを明確にして、ブレていないか確認することが大切だと思います」と木元師範は、日本代表にアドバイスを送った。日本が王座を守るために自分がすべきことは……。それを毎日、何度も確認してきたからこそ「フグの優勝を阻止するためには、少しでもダメージを与えておかなければならない」と自分の役割を全うし、信念を貫くことができたのだろう。
 今回、その雄姿を目に焼き付けた選手たちは、同じ思いで闘いの舞台に上がるはずだ。

 合宿の最後は、宿舎からバスで1時間半くらい走らせて身延山久遠寺へ移動した。ここは大山倍達総裁が修行したとされる地。必勝を祈願し、境内で基本稽古が行なわれた。山門を通ると菩提梯と呼ばれる急勾配の287の石段が待ち構えていたが、ポツポツと雨が降り始めてきたため石段での稽古は中止となり、撮影が優先された。

 しかしながら総裁がかつて修行した場所での必勝祈願は特別な思いが湧いてくるのか、それぞれの表情が引き締まっていく。もしかしたら武道回帰とは、今一度、日本の伝統を振り返り、それぞれが覚悟を決める儀式なのかもしれない。日本代表の覚悟は、世界大会で試される。

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(CAP1)
緑健児代表、小林功副代表、三好一男総監督、奥村幸一監督、木元正資師範、コーチ陣、日本代表が結束して男女の同時優勝を目指す。

(CAP2)
緑代表は、「世界大会まであと4ヵ月。やるだけやって、やり残したことがないという気持ちで、ベストコンディションで当日を迎えてください」と激励した。

(CAP3)
小林副代表は、最高審判長の立場から選手に反則などの注意をアドバイスした。

(CAP4)
試割りの稽古では、三好副代表をはじめコーチ陣が直接指導

(CAP5)稽古内容は塚本徳臣コーチが中心になって作成。コーチ陣みんなで話し合いながら稽古が進み、技術が伝授されていった。
(CAP6)
山本健策コーチも気合い十分。

(CAP7)
新保智コーチも熱心にアドバイスを送った。

(CAP8)
初日のミーティングでは世界大会へ向けての決意表明をそれぞれが語った。

(CAP9)
ミーティングでは、木元師範が第4回世界大会でアンディ・フグと闘った映像が流れ、その時の心境をコメント。

(CAP10)兼光のぞみコーチが、女子の日本代表を指導して外国人対策を叩き込んだ。

(CAP11)タイムレースは前田優輝がぶっちぎりで1位かと思われたが、重量級の山本和也が追い込みをかけて争った(ちなみに一回目が、前田、山本、河瀬俊作の順。女子の一回目は、加藤小也香、谷岡菜穂子、佐藤弥沙希。二回目の1位は島本一二三と谷岡)。

(CAP12)
森永製菓株式会社の提供で、各選手のシェイカーが用意された。

(CAP13)
決起会で絆を深め、みんなで男女同時優勝を誓い合った。

(CAP14)コーチ陣が率先して、使用したミットを掃除する。こうした目に見えない細かいサポートにも、日本代表への思いが込められている。

(CAP15) 奥村監督は何度も「王座死守」と「伝統継承」を言い続けた。これは、選手の意識に植え付ける効果もあるのだろう

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山本和也「一番大切なのは心です」

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――JFKO全日本大会重量級の連覇、そして世界大会への代表権獲得おめでとうございます。
「ありがとうございます。世界大会がかかった大会で、どうしても代表権を得たかったのですが、優勝できてホッとしました」

――重量級はベスト4までが代表権を獲得できる枠でした。
「ベスト4に入ったら代表権を得られることはわかっていたのですが、新極真会の大会ではなかったためか、会場ではそういうアナウンスが一切なかったんです。だからちょっと不安になって、準決勝の前にセコンドについてくれていた賀数拓海選手に『ベスト4に入ったから、もう世界大会に出られるんだよね?』と聞いたら、賀数選手が『優勝しなかったら出られないと思ってください』と言ってくれました。おかげで『そうだ。優勝しなくては意味がないな』と気合いを入れ直すことができました」

――代表権を獲得してもそこで気を緩めなかったんですね。今回の勝因はなんですか。
「試合前の稽古の時から、一つひとつの稽古に感謝の気持ちを持って、『これで終わってもいいんだ』というくらい一回一回の稽古に命を懸けて臨んだからだと思います」

――そこまでモチベーションを上げられたのはどうしてですか。
「昨年の全日本大会は、応援してくれる方が大勢いる東京の大会にも関わらずベスト16で負けてしまいました。また、大会前は南里師範、遠田師範代、塚本先輩やいろいろな方が支えてくださっていたのに、みなさんを悲しませてしまいました。試合後に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。負けた悔しさもありましたが、『二度とみなさんにあんな思いをさせたくない』と思ったことが一番モチベーションにつながりました」

――決勝戦の落合光星選手との対戦は、体重差40㎏にもかかわらず壮絶な打ち合いに挑みました。どうして打ち合ったのですか。
「最初は上段を蹴っていましたが、突きは飛んでくるし、下段は蹴られるし、あのままだったら負けると思いました。勝てるかどうかわかりませんでしたが、手数を出していくつもりでいきました」

――落合選手の攻撃は外国人選手と比べるといかがですか。
「あんなに重みのある突き蹴りは初めての経験でした。外国人選手と比べてもすごいです。外国人選手の攻撃は拳やスネがゴツゴツと硬いので〝痛い〟というイメージですが、技の重みは落合選手のほうがありました。力で持っていかれるような感じですね」

――昨年の優勝と今回の優勝はどちらがうれしかったですか。
「今回ですね。前回の大会は何もかもが初めてでしたし、自分も失うものは何もない中で闘っていました。でも今回は違いました。試合前にいろいろなマスコミで取り上げていただいたり、ポスターに写真を使っていただいたりしたので、自然とプレッシャーがかかりました」

――試合への影響はありましたか。
「一試合一試合、マットに上がる前は心臓がバクバク鳴っていたり、異常に喉が渇いたりしました」

――必死でプレッシャーと闘っていたのですね。さて世界大会への出場を決めた後、日本代表強化合宿もありましたが、参加していかがでしたか。
「一流のコーチの方々に見ていただけたことや、同じ大会に出る選手同士で切磋琢磨できたことは良かったと思います。周りはみんな強い選手だったので、気が引き締まりました。やはり世界大会に出る選手はみんな稽古に対する意識も違うので、刺激を受けてさらにモチベーションも上がりました」

――日本の王座は死守できると思いますか。
「できると思います。それは合宿で確信しました。短い期間でしたがみんなで一緒に稽古をして、寝食を共にして、そこで語りあったおかげで、一致団結して大会に臨む心の準備ができたと思います」

――山本選手はワールドカップやポーランドのKokoro cupで世界戦を経験済みですね。
「とくにKokoro cupに三度出させていただいたのは良い経験になりました」

――2012年は5位、2013年はマシエ・マズール選手と決勝を争って準優勝でした。
「マズール選手はこちらの攻撃が効いたと思っても、そこからまた攻め返してくるんです。非常に根性がありました」

――セコンドもいない状態で闘ったと聞きました。
「決勝の前までは小林功副代表についていただいていたのですが、決勝戦は小林副代表も主審を務めておられたので、通訳の人に時間だけ言ってもらいました。アウェーの中の闘いは勉強になりました」

――ところで第11回世界大会には〝武道〟というテーマが掲げられました。山本選手にとって武道とはなんですか。
「心です」

――山本選手はいつもテクニックやフィジカル面より〝心〟を重視しているようですね。
「心が充実していないと稽古にも身が入りません。日本代表として世界大会に出場させていただく以上、フィジカルの強化や技の研究を積み重ねるのは当たり前の話で、その上で心を磨かなくてはいけないと思うんです。悪い行ないをせず、心を穏やかに保てるようにすることが一番重要だと思います」

――悪い行ないとはなんですか。
「一つの例を挙げると〝怒りの感情を持つこと〟です。怒りの感情を持って組手の稽古をすると、結局、自分がどこかを痛めてしまったりするんです」

――悪い行ないは自分に返ってくるのですね。
「それと同時に重要なことはいつも感謝の気持ちを持つということです。稽古で組手を行なって、何か技をもらったら、それは自分の悪いところを教えていただいているんです。〝怒りの感情〟ではなく『ありがたい。ここを直さなくてはいけないんだな』と、謙虚に感謝の気持ちを持っていれば、教えていただいたことすべては自分の力になります。そして支えていただいたみなさんに恩返しをするつもりで闘えば、決してあきらめることはありません。一番大切なのはそういう〝心〟なんです」

前田優輝・勝汰 ”前田兄弟の一念、岩をも通す”

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「自分が優勝するという気持ちを、心の芯から持ちたい」(優輝)
「背負っているという自覚を持てば、絶対に心は折れない」(勝汰)

和歌山支部黒岡八寿裕 支部長
「普通の選手では考えられない努力を、彼らは15年以上 積み重ねてきた」
「体格的に見れば、彼らが世界大会の日本代表なのは私も信じられないくらいなんです。いつも少年部の生徒に言っていることですが、前田兄弟が小中学生の頃はお正月以外、毎日稽古をしていました。勝汰は足を骨折した時でも道場にイスを持ってきて、そこに座ってサンドバッグを叩いていました。普通の選手では考えられません。そういう努力を、彼らは15年以上積み重ねてきました。体格に恵まれていなくても、空手の神様が『おまえらの努力は認めるよ』と、守ってくれているのかもしれないですね。世界大会でもこれまで通りの強い信念を持って、闘ってほしいと思います」

父 前田典昭 氏
「今までやってきたことを出せれば 成績もついてくると思います」
「世界大会に兄弟揃って出場させることを目標にやってきたので、実現できてうれしいですね。ただ、出るのは最低限の目標で、世界大会で勝ちにいくことが本来の目標です。理想はもちろん、ふたりで決勝を闘うことですね。指導をする時は、ちょっとしたことでもいいから毎日、必ず向上させることを心がけています。昨日と同じ稽古にはしない。内容は同じでも、少しずつできるようにしていく。その積み重ねを毎日毎日やってきました。今までやってきたことをしっかり出せれば成績もついてくると思うので、ふたりには自信を持って試合をしてほしいと思います」



――今号では「武道」についての考えを聞かせていただきました。
優輝「『強さは優しさなり』というのは、自分が空手を経験した中で実際に学んだことです。武道ならではの厳しさや恐怖心を乗り越えていく中で、心の強さを身につけることが、心の広さや優しさにつながってくるんじゃないかと思いました。全日本の合宿とかで知り合った先生方や先輩方の振る舞いを見ていても、それが武道を追究している人にとっての伝統というか、共通している部分かなと自分は思います」
勝汰「自分は稽古や試合中に、心の中で葛藤があるんです。ここで前にいかないといけないとか、効かされても下がったらダメだとか。そこで自分に負けてしまったら、試合は負けるし稽古だったら強くなれないですからね。心の中の闘いに勝っていくことで初めて成長できると思いますし、それが自分にとっての武道だと思います」

――わかりました。まずは優輝選手から、第11回世界大会の日本代表入りを決めた感想をお願いします。
優輝「ホッとしたと同時に、世界大会での優勝を目指して気持ちも切り替わりました。大会後は日本代表合宿があったので、そこに向けてもしっかり準備をしていました。合宿ではまわりの選手から刺激を受けて、また一段と世界大会に向けての気持ちが整いました」

――第2回JFKO全日本大会では、中量級で連覇をはたしました。
優輝「大会前の課題だった、相手の攻撃をできるだけもらわずに自分の攻撃を積極的に当てていくことは、去年よりはできたかなと思います。でも、まだまだ完璧ではないので、世界大会までにさらに完成度を高めていきたいです」

――勝汰選手は初の世界大会出場になりますね。
勝汰「本当はJFKOで優勝して出たかったんですけど、気持ちを切り替えて大会が終わった次の日から稽古を始めました。合宿では、大会で当たった加藤大喜選手とも組手をして、試合で足りなかったと思う部分を試すことができたので、すごくいい稽古の場をいただけたなと思います」

――JFKO全日本大会では、話にも出た加藤大喜選手と軽重量級の決勝で闘いました。
勝汰「加藤選手とは毎回ギリギリの闘いになるんですけど、結果は負けているので、最後の気持ちの部分が足りなかったんだと思います。世界大会では今よりさらに動けるようにして、それプラス上段の蹴りも出したいですね。外国人選手は背が高いので、手を下げてボディをガードされたらほとんど突き蹴りが当たらないので、上にも振れないといけないと思います」

――兄弟揃って世界大会へ出場することに関しては、どう感じていますか。
勝汰「世界大会は小さい時からの夢だったので、その舞台に立てるのはすごくうれしいです。決勝でお兄ちゃんと闘って、自分が勝って優勝できたら一番いいですね」

優輝「自分自身も負けず嫌いですし、弟も負けず嫌いなのはわかっているんですけど、世界大会の優勝は譲れません。普段の稽古を一緒にしているからこそ、稽古でも負けないようにがんばっています」

――稽古でも互いを意識しているんですね。
優輝「しますね。たとえば、制限時間内で腕立て伏せが何回できるかとかでも、弟より回数を多くしたいという気持ちでやっています」
勝汰「負けたくない気持ちがあるので、ステップの稽古でもふたりでやったほうがスピードも速くなりますし、回数も多くなりますね」

――ここであらためて、空手を始めたきっかけを教えてください。
優輝「僕が5歳の時に、お父さんに道場に連れて行ってもらいました。初めは野球をやらせようと思っていたらしいんですけど、体が小さくて気も弱かったので、まずは空手で鍛えようと。でも、何年か経っても試合で負け続けて、そこからお父さんに火がついてしまったんです(笑)。それまでは週3回の道場の稽古に、普通に行っていただけでした」
勝汰「僕も5歳から始めたんですけど、試合で勝てなかった時に『ホンマに勝ちたいんだったら父ちゃんも真剣にやるから』と言われました。物置だった場所をきれいにして稽古ができるようにしてから、毎日地獄の稽古が始まって(笑)。僕は小さい時は体が大きいほうでごつかったので、試合に出ても週3回の稽古で3位とかには入れていたんですけど」
優輝「僕はもう全然……」
勝汰「体も小さかったよね」
優輝「背の順で一番前とかでした」

――空手自体は好きだったんですか。
優輝「好きとまではいかなかったですね。何とも思わずにやっていました」
勝汰「僕は勝てるし、好きでした」

――空手を始めてからも、兄弟ゲンカはあったんですか。
優輝「そこは一般的な感じで」
勝汰「殴り合いましたね。でも、やっぱり空手をやっているからか、顔面パンチなしという暗黙のルールがあって(笑)。兄弟で空手をやっている人はけっこうあるみたいです。(河瀬)俊作先輩ともそんな話になって『ケンカになっても顔面は殴らんな』みたいな」

――そこだけは普通の兄弟ゲンカと違いますね。
勝汰「ちょっと顔面に当たったら、『おまえ、それは反則やろ!』みたいな(笑)」

――お父さんの指導が始まってから、試合で結果が出るようになってきたんですか。
優輝「僕はなかなか変わらなかったです。優勝というより、3位入賞で大喜びという感じでした。絶対に優勝しなければいけないという責任感は持っていなかったです」
勝汰「僕は家での稽古が始まってから、一気に勝てるようになりました。その頃は負ける気がしなかったですね。トーナメント表を見て、優勝するまでに何戦あるかを毎回数えていました」

――兄弟で対照的だったんですね。優輝選手は勝汰選手への悔しさは感じなかったんですか。
優輝「あまりなかったですね。学年も違いますし、弟は優勝して当たり前という感じでしたから。たまたま自分の学年の和歌山支部は、強い人が多かったというのもありました。(落合)光星も当時から強かったですし、他にも森下穣とか、ジュニアチャンピオンが同じ学年に何人もいたので。だから中学生の時に、初めて弟よりも成績で上回った時はうれしかったですね」

――学年が違うため兄弟対決はほとんどありませんでしたが、過去に1度だけ試合をしていますね。
勝汰「僕が中1でお兄ちゃんが中3の時に、全中部大会の決勝で闘って、お兄ちゃんが勝ちました。一番、体格差が開いた時やな?」
優輝「そうだね。僕は中2の終わり頃から身長も一気に伸びて」
勝汰「15㎝くらい違いました」
優輝「弟と闘うというので、より緊張しましたね。やっぱり一番負けられない相手なので」
勝汰「僕はいつも通りでしたね」

――優輝選手が飛躍するきっかけは何だったんですか。
優輝「やっぱり、まわりの雰囲気が大きかったと思います。弟は絶対に優勝するし、ひとつ年下で同じ道場だった細川将大も優勝するし、そろそろ僕もしないと先輩として恥ずかしいみたいな。それで中学1年生の時に、全中国大会で初めて優勝することができました」
勝汰「でも、その時はまだ今のような〝空手の鬼〟という感じではなかったね」
優輝「中学生の時は、まだ気持ちに波がありました。やる気がある時はいいんですけど、なくなったら負けていましたし」
勝汰「ウエイト制初優勝の1年前くらいからですね、今みたいに稽古でいっさい手を抜かなくなったのは。ホンマに何があったんかなというくらい、急に人間が変わりました。ずっと一緒にいる僕でもわかるほどの変わりようでしたね」
優輝「高校2年生の全関西大会で負けてからですね。それをきっかけに、今でもはっきり覚えているくらい稽古をがんばりました」

――それまでの負けと何が違ったんですか。
優輝「久しぶりの一回戦負けということもあったと思います。応援してくれる人がまわりにたくさんいたのにあっさり負けてしまって、本当に申し訳ないという気持ちが生まれてきたんです」

――「人のために」という思いが、優輝選手を変えたんですね。そして優輝選手は高校3年生の時に、第26回全日本ウエイト制大会軽量級で初優勝を飾りました。
優輝「厳しい稽古をずっとしていたので、努力が報われることを体感できて、自分でもシビれました」
勝汰「まさか優勝するとは思わなかったね。正直言うと、その時は2日目に残れるかどうかだと思っていたので、びっくりしました」
優輝「まわりの人も驚いていました。会場にいた人の中で、お父さん以外で優勝すると思っていた人はいなかったんじゃないですかね」

――そこから3連覇をはたし、第10回世界大会にも出場しました。
優輝「その時は稽古もしっかりできていたので、自分の力を出し切ったらどこまでいけるんだろうというワクワク感がありました」

――勝汰選手は試合場で闘うお兄さんを見て、どんな心境でしたか。
勝汰「悔しい気持ちとがんばってほしい気持ちが半分半分でしたね。190㎝くらいあるデニス・エルショフ選手にも勝って、すごいと思う反面、悔しさもありました」

――翌2012年、優輝選手がケガで欠場したウエイト制で、勝汰選手が中量級初優勝を飾りました。
勝汰「ようやくでしたね。一般部の試合に出るようになってからは勝てていなかったので。地方の全関西大会とか和歌山県大会とかに出て、しっかり力をつけてようやく優勝できたという感じでした」

――切磋琢磨してきたおふたりですが、互いのすごいと思う部分はどこですか。
優輝「弟は、稽古の最高の状態をそのまま試合で出せているような気がするんですよ。緊張がないのかなと思うくらい、試合を楽しそうにやっているというか。そういうところがうらやましいですね」
勝汰「自分では緊張しているつもりなんですけど、他の人と比べると少ないほうなのかなと思います。お兄ちゃんは、たとえケガをしているような状態であっても、試合で最後まで心が折れない気持ちの強さがすごいと思います」

――おふたりにとって、お父さんはどんな存在ですか。
優輝「最高の指導者だと思います。家での稽古が始まった頃から、稽古の中でもしっかり目標を持たせてくれて、あきらめない姿勢を教えてくれたのも大きかったですね」
勝汰「昔は本当に怖かったです。お父さんも空手のことは何も知らない状態から始まったので、いろいろ勉強して稽古メニューを考えてくれたんだと思います。基本的に、家では基礎体力をつける稽古がほとんどで、基本とか技術的なことは御坊道場で教えてもらいました。どっちもあったから強くなれたんだと思います」
優輝「道場では技術面の他に、精神的な部分も学びました」

――家と道場のふたつが、今日の前田兄弟をつくったんですね。
優輝「黒岡(八寿裕)師範はすごく愛情を持って指導してくださいますし、もしかすると、自分たちの平常心は師範から学んだのかもしれません。師範はポーカーフェイスというか、稽古でもそんなにガツガツ言うタイプではないので」
勝汰「声を荒げることはないですね」
優輝「たまに的確な指示、アドバイスをいただけるという感じです」

――最後に、あらためて世界大会への意気込みをお願いします。
優輝「必ず優勝します。昔からお父さん、弟と世界大会優勝という目標、夢を背負ってきたので、しっかりかなえられるようにがんばります。自分が優勝するという気持ちを、心の芯から持ちたいですね。日本の王座死守は、これまでいろいろな世代の方がつないできてくれたものなので、ここで海外に流出させるわけにはいかないという気持ちもつねに持っています」
勝汰「絶対に優勝するという気持ちと、日本代表という立場で出るので、日本のみなさんの期待に応えられるように、いろいろなものを背負って世界大会の舞台に立ちたいです。背負っているという自覚を持てば絶対に心は折れないと思いますし、そういうことをしっかり考えて臨みたいと思います」

岡崎陽孝「岡崎が出てよかったなと思われるようになりたい」

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――日本代表として強化合宿へ参加しましたが、いかがでしたか?
「JFKO全日本大会のケガがあった影響で満足のいく稽古はできなかったんですけど、日本選手団として三日間、参加させていただいたことはこれからの空手人生の大きな財産になりました」

――印象に残ったことは。
「稽古ももちろんですが、二日目の夜の懇親会でみなさんと話ができて、本当にうれしかったです」

――岡﨑選手は、他流派から新極真会千葉南支部へ移籍したばかりでしたので、うまく溶け込めるか心配ではなかったですか?
「逆にみなさんに気をかけていただき、そこは大丈夫でした。気遣いも一流のかたばかりなので、すごいなと思いました」

――塚本徳臣コーチをはじめ、日本代表選手が積極的に声をかけていました。絆は、かなり深まってきたのではないですか。
「そうですね。少しずつですが新極真会の一員として、認めていただきつつあるのかなとみなさんに感謝しています」

――入来建武選手とは、淑徳巣鴨空手道部で一緒だったと思いますが、どんな存在ですか?
「ひとつ上の先輩です。稽古の時は厳しいんですが、普段は面倒見がよく、可愛がっていただきました。尊敬する先輩です」

――岡﨑選手は、誰に聞いても〝真面目〟の評価でした。空手家にとってそれは大事なことだと思いますが、父親の教えがあったのでしょうか。
「はい。小学1年生の7歳から空手を始めましたが、礼儀については厳しく言われてきました」

――父・輝男さんは、奥村支部長の先輩にあたる存在のようですね。
「そう聞いています。極真時代に同じ道場で一緒に稽古していたそうです。父が分支部を任されていましたので、自分はそこで稽古をしていました」

――父とともに稽古していた人が、現在は師範です。不思議な縁がありますね。千葉南支部へ移籍して、どんな印象を持ちましたか。
「父から奥村師範のことは、『強さに関してはもちろんのこと人間としても信頼している』と聞かされていましたが、実際にお会いしてその通りだと思いました。また師範をはじめ道場のみなさんが優しく声をかけてくださって。稽古は厳しいんですが、そうしたちょっとしたことが本当にうれしかったです」

――仲間として歓迎されているんですね。奥村師範からは、どんなことを言われているんですか。
「空手の強さだけではなく、武道としての礼儀・礼節も大事だといつも指導していただいています」

――お父さんと同じですね。ですが岡﨑選手の礼儀正しさは、非の打ちどころがない気がします。
「いえ、まだまだこれからです。直すべきところは多いと思いますので、もっと修行していきます」

――日本代表となって、周りの反応はいかがでしたか。
「師範も父も、優勝したことはよろこんでくれていましたが、それと同時に『これからが本当の勝負だぞ』と言われました。日本代表の重みを実感しています」

――JFKO全日本大会は激戦区の軽量級で優勝しましたが、振り返ってみていかがですか?
「初戦は動きが硬かったですし、厳しかったです。研究されてくるのはわかっていましたので焦りはなかったんですが、思う通りに動けなかったです。本戦で決着する試合がなかったので、もっと稽古をしなければいけないと思いました。山本和也選手や前田優輝選手は勝負所で一気に攻めていました。自分もそうできるようになりたいです」

――決勝の秋元皓貴選手との試合は、彼がキックボクシングを主体に闘っていたこともあり、間合いが鍵を握っていたように思います。
「間合いは、ほかの選手と違いました。軽量級は前へ出て攻めてくる選手が多いんですが、秋元選手は一発一発をじっくりと出してきました。空手の間合いで勝負をかけようと思っていましたが、動きを見てその間合いで勝負しました」

――勝てば日本代表入りが確定でしたが心の葛藤はなかったですか。
「二日目に残った時点で、新極真会は自分だけでしたので、どんな厳しい試合でも自分が勝つと覚悟を決めていけたのが結果につながったと思います」

――プレッシャーはなかったと。
「プレッシャーはありましたが、奥村師範に指導をしていただく中で、日々の稽古から絶対に新極真会が日本代表にならないといけないと強く思ってきたことが、覚悟になりました」

――これまで弱気になったり、心が揺れる経験はありましたか?
「昨年のJFKO全日本や第30回全日本ウエイト制大会など負けた大会では、そういう部分があったのかなと思います」

――それが奥村師範との絆で、乗り越えることができたんですね。
「そうかもしれません」

――世界大会については、どんなイメージがありますか。
「小さい頃からビデオで見たり、会場に連れて行ってもらったこともあります。空手をやっている人にとって夢の舞台であり、選手なら誰もが目指す場所だと思います。その舞台に上がる身としては、最低限の目標として岡﨑が出てよかったなと思われるようになりたいです」

――海外の大きな選手といかに闘うのか注目が集まります。
「合宿では突きだけでしたが、落合光星選手や体の大きい選手と組手をさせていただき、ポジションの確認とか海外選手を想定した動きを学ぶことができました。試合でどこまで通用するかはわかりませんが、自分のような体の小さい選手に希望と勇気を与えられるように全力でがんばります」

――合宿で収穫がありましたか。
「前田優輝選手からは技術面はもちろんのことですが、とくに精神面の高さを感じました。基本稽古、ミット打ち、組手稽古とすべてにおいて気迫があり、とても勉強になりました」

――最後に世界大会へ向けた抱負をお願いします。
「普段の生活から自分に厳しくして、日本の王座死守に貢献できるように、死力を尽くしてがんばります」

ヴァレリー・ディミトロフ「空手は国籍、体格、技術に関係なく、すべての人間にチャンスを与えます」

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 塚本徳臣、ドナタス・イムブラス、ローマン・ネステレンコなど、一時代を築いた男たちが試合場を去る中、33歳を迎え、円熟味を増した組手でなおも世界のトップを走り続ける男、ヴァレリー・ディミトロフ。長年、フルコンタクト空手界をリードする彼は、どんな空手人生を歩んできたのか。
 かつてヴァレリーの祖国であるブルガリアを、日本人で初めて空手の指導に訪れたのが、緑健児代表だった。体の線は細かったものの、参加者の中で「光るものを感じた」若者こそが、誰あろうヴァレリーだった。それから間もない2001年の全ヨーロッパ大会。のちに通算13回優勝、うち11連覇という不滅の大記録を打ち立てることになるこの大会の中量級で、19歳のヴァレリーは記念すべき初優勝を飾っている。
 そして迎えた2003年の第8回世界大会。初出場となった最高峰の舞台で、ヴァレリーの名は一躍、世界中に知れ渡ることとなる。準々決勝で当時、絶対的な強さを誇っていた塚本から合わせ一本勝ちを収め、歴史的なアップセットをやってのけた。以降「友人であり先生」と語る塚本のテクニックを吸収することで、ヴァレリーはさらなる成長を遂げていった。
 その後も、第9回世界大会3位、カラテワールドカップ3度制覇などの輝かしい実績を残し、その姿はいつしか〝神童〟と呼ばれるようになる。また、彼が多用する下段カカト蹴りは「ヴァレリーキック」と名づけられ、技術面でも世界中に大きな影響を与えた。
 しかし、彼がただ強いだけ、あるいは技術に秀でているだけの選手であれば 「いち強豪外国人」に過ぎなかったのかもしれない。特別な存在たらしめているのは、ヴァレリーを語る上で欠かすことのできない「心」の部分にある。
「立派な心構えがなければ、たとえ勝っても喜べません。人として自分を向上させることと、空手を通して他の人と自分を理解することが目標」と語るように、ともすれば、日本人以上に武道精神を理解し、探究し、今なお謙虚な姿勢で吸収し続けている。
 第11回世界大会のテーマとして「多くの機会、知識、経験をくれる空手への感謝」を挙げたヴァレリー。若手の台頭が著しい状況に加え、心を重視するその姿勢は、37歳で第10回大会を制した時の塚本と重なる部分がある。ヴァレリーが今なお最強たるゆえん。それは、空手を通じて身につけた、心・技・体すべての充実にある。


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(CAP 写真1)
当時19歳。全ヨーロッパ大会を視察した緑健児代表の勧めで来日し、福岡支部で空手修行を積みながら大会にも出場した。表情にはまだあどけなさが残る。

(CAP 写真2)
7月の奄美大会に出場し、森健太、徳田則一を破って優勝。類まれな強さは当時から健在だった。

(CAP 写真3)
奄美夏合宿にも参加したヴァレリー(右端)。この後、9月に行なわれた福岡県大会も制した

(CAP 写真4)
初出場となった第8回世界大会では、4位に入賞した。

(CAP 写真5)
のちに終生のライバルとなる塚本徳臣と準々決勝で激突。中段突きで合わせ一本を奪い、衝撃の世界大会デビューを飾った

(CAP 写真6,7)
大阪で行なわれた第3回カラテワールドカップでは、中量級の決勝でアレクセイ・レオノフを破り、23歳で世界の頂点に立った

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(CAP 写真8,9)
7月に来日し、千葉松戸道場、世田谷塚本道場(当時)で稽古を行なった。

(CAP 写真10)
祖国・ブルガリアの道場。試割りの稽古を行なう。

(CAP 写真11)
砂袋を蹴ってスネを強化する

(CAP 写真12)
優勝候補の一角として臨んだ第9回世界大会では、自己最高となる3位入賞をはたした。

(CAP 写真13)
世界大会後も約1ヵ月間日本に滞在し、総本部道場での稽古に励んだ

(CAP 写真14,15)
第4回ワールドカップは重量級に出場。決勝で塚本を破り、第3回の中量級に続いて2階級制覇を達成した

(CAP 写真16)
第10回世界大会は、五回戦で島本雄二に敗北。試割り判定1枚差という僅差の決着だった

(CAP 写真17)
第5回ワールドカップでは、重量級の決勝でルーカス・クビリウスを破り、通算3度目の優勝を飾った。

(CAP 写真18)
師と仰ぐ緑代表と握手を交わす


――第10回世界大会から4年、第11回大会が近づいてきました。大会に向けての目標やモチベーションを教えてください。
「世界大会は空手界最高峰のイベントなので、出場できるのはいつも光栄でうれしいです。目標はリラックスした状態で楽しんでベストを尽くすことです」

――前回大会は塚本徳臣支部長が優勝しましたが、どんな思いで見ていましたか。
「7試合中、5試合を一本、または技有りで勝利したすばらしい活躍に、とても感動しました」

――塚本支部長やドナタス・イムブラス選手が引退しましたが、彼らはどんな存在でしたか。
「私にとって彼らは友人であると同時に、先生でもあります。また、ふたりの若い世代への知識や経験の継承もすばらしいと思います」

――現役でヴァレリー選手よりも上、もしくは同世代の選手は少なくなってきています。
「空手は若対老、軽対重と、さまざまなテストを行なうチャンスを与えてくれます。これも空手という芸術の魔法のひとつです」

――たしかに、それらの要素は空手ならではと言えますね。前回大会で対戦した島本雄二選手は、日本のエースに成長しました。
「彼はとても強いので、優勝候補のひとりなのは間違いないと思います」

――島本選手をはじめ、日本は20代前半から中盤の新世代が中心となりつつあります。彼らの台頭をどう見ていますか。
「日本代表チームはとても強いです。最高の指導者たちと若い才能のすばらしい融合とも言える、ユース・ジャパンプロジェクトの長年の努力と、成功の結果だと思います」

――日本人で意識している選手はいますか。
「日本代表チームの全員が才能に溢れていて、モチベーションも高いです」

――今年4月にポーランドで行なわれた『全ヨーロッパ大会2015』では、優勝をはたしました。大会の感想をお願いします。
「とてもスムーズに運営されていて、観客も多かったです」

――普段の軽重量級ではなく、重量級に出場しましたね。
「世界大会へ向けた準備の一部です」

――決勝ではマシエ・マズール選手と激闘になりましたが、マズール選手の印象を教えてください。
「彼は本物の『あきらめない心』を持っています」

――全ヨーロッパ大会ではリトアニアをはじめ、若手選手が成長している印象を受けました。ヴァレリー選手の記憶に残っている若手選手はいましたか。
「リトアニア、ジョージア、ポーランド、そしてブルガリアにも、将来有望な選手がいます」

――そんな中、大会では11連覇という大記録を達成しました。30歳を過ぎても衰えない強さの秘密はどこにありますか。
「私は自分のしていることが楽しくて大好きです。同じように、私のしていることを楽しい、大好きだと言ってくれる人もいます」

――「楽しい」「大好き」という気持ちが、強さの要因のひとつだと。現在は、どのような稽古をどのくらいの時間行なっていますか。
「パワー、スタミナ、テクニックなどの要素を考慮した稽古を、週に10回行なっています」

――稽古中だけではなく、日々の生活の中での「気づき」には、どのようなものがありますか。
「現在の武道の世界では、すばらしい選手は多いですが、すばらしい人間はあまり多くいません。何かのトップであることには責任がついてきます。そういう人は、周囲のすべてのものに敬意を示さなければいけないと思います。つまり、道場や大会会場だけではなく、毎日の生活の中でもその武道の代表者なのです。ほとんどの人間は『どのように突く、蹴る』よりも、その人の態度や行動を評価します」

――選手としてだけではなく、人間としても一流でなければいけないということですね。ヴァレリー選手にとって、世界チャンピオンとはどういうものですか。
「世界チャンピオンは影響力のある、見習うべき人間です」

――世界大会に優勝候補筆頭という立場で臨むことを、どう感じていますか。
「世界大会という大きな舞台で、国を代表して出場するのはとても光栄なことで、高いモチベーションにもなるので、すべての選手に優勝のチャンスがあると思います」

――謙虚ですね。第11回世界大会でのテーマは何ですか。
「多くの機会、知識、経験をくれる空手への感謝です」

――塚本支部長が、なぜ優勝したいのか、優勝したあとにどうしたいのかという明確な「道」がなければ、世界大会で優勝することはできないとおっしゃっていました。ヴァレリー選手の道を教えてください。
「私が成功した場合、多くの人に希望を与えられると思います。私は日本人ではなく、一番重い、一番速い、一番テクニックのある選手でもなく、ただの普通の人だからです。空手は国籍、体格、技術に関係なく、すべての人間にチャンスを与えます。だからこそ人気があって、オリンピック種目へという支持もあるのです」

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落合光星「”挑戦”ではなく”獲りにいく”」

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――第11回世界大会は「武道」というテーマが掲げられました。
「日本の優勝は絶対に譲れないですね。武道は『日本の魂』だと思っていますし、世界王座を守り続けてきたことが日本の誇りですから。伝統を継承するために全力を尽くしたいと思います」
――落合選手にとっての武道の魅力とは何ですか。
「ひとつは礼儀・礼節です。闘う相手に対しても敬意をはらい、試合が終われば相手をねぎらうというのもその表われですよね。それから、体重無差別というのも武道の醍醐味だと思います」
――「小よく大を制す」が無差別の魅力とよく言われますが、体重判定のあるルールで、125㎏の落合選手が軽い選手に確実に勝ち続けることも難しいと思います。
「体重判定ではかなり苦しんできましたからね……。今回もほとんどの選手が自分より軽いと思うので、それを想定した稽古を積んでいます。フットワークを使う相手を追い込んだり、回り込む相手をしっかりつかまえたりできるように。いかにスタミナを失わず、自分のペースに持っていけるかというのがカギだと思っています」
――JFKO全日本の決勝ではスタミナを失い、山本和也選手に敗れてしまいました。
「あの試合は気持ちが入りすぎて、出だしからトップギアでいきすぎました。スタミナ配分の大切さをあらためて感じましたね」
――決勝までは突きで技有り、一本を連発するなど好調でしたね。
「調子が良すぎて冷静さを欠いてしまいました。あとはスタミナに不安があるせいで、打ち合いの時に力をセーブしてしまう面もあると思うので、もっと気持ちを強くしていきたいと思います」
――山本戦では上段蹴りをまともに受けても倒れませんでした。
「普段から上段を警戒しているというのもありますけど、今までガッツリ効かされたことはないですね。一度だけ、高校生の時に河瀬優太朗選手に胴廻し回転蹴りで技有りを取られたんですけど、なんとか倒れずに耐えられました。ボディも脚も、自分の中ではつねに『効かん!』という気持ちで闘っています。ただ、海外勢はパワーがあるので注意しないといけないですね。トーナメントではダメージが蓄積されることもあるので」
――パワーに関しては落合選手も世界最高峰だと思います。
「パワーで負けたくないという思いはあります。ですから、はっきり差をつけて、できれば一本を取る試合をしたいですね」
――推薦で選ばれた4年前とは、かなり意識が違いますか。
「はい。全日本で優勝(2013年)したことが大きかったですね。第5回ワールドカップは和歌山支部から5人選ばれて、自分だけが入賞できませんでした。その悔しさから、次は絶対獲るという気持ちに変わって、全日本でも勝つことができました。今回も優勝だけを考えて舞台に上がりたいと思います。『挑戦』ではなく『獲りにいく』という意識で闘います」

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長谷川達矢「優勝するための心がけを見つけて日々精進します」

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――日本代表強化合宿は、選手全員が全力を出し切っていました。
「組手とミットが延々と続いていっているように見えたかもしれませんが、いろんなタイプの組手がある中で、それぞれが外国人を想定して闘っていたと思います。距離感、スピード、駆け引き、トップレベルが集まっていましたので本当に勉強になりました」
――第2回JFKO全日本大会では3位に入賞して、日本代表の権利を勝ち取りました。
「良かった所と悪かった所が、同時に見つかる大会でした」
――具体的には、どういう収穫があったんですか。
「良かった所は勝負所で後ろ蹴りを出せたり、バリエーションが増えていたことです。悪かった所は、見すぎて出遅れてしまい、距離が中途半端になってバランスが崩れてしまったことです。離れ際に攻撃をもらって崩されたり、とくに落合(光星)選手との試合では課題が多く見つけられました」
――落合選手との試合は、外国人対策にも通じるのではないですか。
「パワー系の選手に対しては、そうですね。落合選手はパワーがあるのはもちろんなんですが、芯があるというか、肉体の強さを感じました。あと阪本(晋治)選手との試合では、気迫がすごく、鬼気迫るものを感じて焦りました」
――最初から、負ければ現役引退と決めていたようです。
「これが最後の試合だと知り、託されたんだなと思いました。これまで必死にやってきたつもりですが、出られなかった選手の分までもっともっと追い込んでやらなければいけないと思っています」
――世界大会は、みんなの思いがそれぞれに託されているんですね。
「合宿では木元(正資)師範が、アンディ・フグ選手と闘っている世界大会の映像が流れましたが、自分のためだけではなく日本のためにダメージを与える姿に気迫を感じ、勇気をもらいました。もちろん優勝を狙いますが、日本の王座死守に貢献したいと思います」
――意外と初めての日本代表選出なんですよね。
「海外で闘ったことはありますが、世界大会は初めてです。小さい頃からの憧れの舞台なので感慨深いものがあります。支部の男子では自分が初めて世界大会に出場しますので、記憶にも記録にも残れるように全力で闘います」
――そのために必要なことは……。
「稽古で鍛えることも当然ですが、必然的な運もあると思います。山本和也選手と出稽古で一緒になることがありますが、優勝する選手はなにか違うなと感じています。結果を出せる人と出せない人のちょっとの差というか。そうした優勝するための心がけを自分なりに見つけて日々精進します」
――やることをすべてやった上で、日々の行ないが結果に反映されるのは本当かもしれませんね。
「そう信じています。小林(功)副代表に『気負いすぎるな』とアドバイスをいただきましたので、そこに注意しながら強い気持ちで最後まであきらめずに闘います」

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長野義徳「武道は生活であり人生。日本のために死力を尽くす」

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――JFKO全日本大会で重量級3位入賞、そして世界大会への代表権獲得おめでとうございます。
「ありがとうございます。今は日本代表選手に選ばれたという緊張感があります」
――長野選手は体格的には軽重量級くらいが適正体重だと思うのですが、あえて重量級に出場したのはどうしてですか。
「山田(一仁)師範から『長野の組手スタイルは重量級のほうが向いているんじゃないか』とアドバイスをいただいたからです」
――どんな部分が向いていたのでしょうか。
「スピード勝負で闘うところだと思います。軽重量級で同じようにスピードの速い選手と闘うより、重量級で闘うほうが自分の持ち味を出せるんじゃないかと思ったんです。それと重量級は推薦枠が4位までということもありました」
――実際に試合をしてみて闘いやすかったのですか。
「闘いやすいとは思いませんでしたが、自分の持ち味は出せたんじゃないかと思います」
――三回戦は村山努選手、準々決勝は鈴木眞之選手と、強豪選手との対戦が続きました。
「村山選手も鈴木選手も一発一発が強くて痛かったですね」
――準決勝は優勝した山本和也選手でした。
「山本選手はこちらが嫌な時に攻めてくるのが巧かったですね。勝負所をよく知っている印象です」
――世界大会には初出場となりますが、今まで外国人との対戦はありますか。
「2011年のオーストラリア大会の一回戦でロシアのローマン・ネステレンコ選手と闘ったことがあります。負けてしまいましたが、非常に勉強になりました」
――日本人選手とはどんなところが違いましたか。
「技のスピードとパワーも違いましたが、一番大きな違いは間合いですね。相手の攻撃が当たるのに自分の攻撃が当たらず、非常にやりづらかったです。あの時の間合いの違いはイメージトレーニングで克服しようと思っています。技をもらってから返すと遅くなってしまうので、技をもらわずにカウンターを当てるイメージですね」
――スピードとパワーはどうやって克服しますか。
「フィジカル面のアップです。今は体重を上げて87㎏から88㎏くらいになっているのですが、稽古中も少し体が重いです。最終的には84~85㎏で出る予定です。一度体を大きくして、その後スピードを出すために絞っていく感じだと思います」
――第11回世界大会のテーマは「武道」です。長野選手は仕事(生花業)を持ちながら武道家としての顔も持っています。〝二足の草鞋〟は大変ではありませんか。
「武道は自分にとって生活であり人生です。仕事との両立も会社に理解をいただいているので、恵まれた環境だと思います。そういう意味でも世界大会は絶対に負けられません。日本のために死力を尽くして闘います」

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世界大会スケジュール

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第11回世界大会の進行スケジュールです。
大会の進行状況により、スケジュールが変更になる場合がございます。
Due to unseen circumstances, the schedule might be changed without any
notice.

10月31日(土)
9:00 開場
9:30 開会式
    1.開会太鼓(木浪利紀 支部長)
2.選手入場
    3.国旗・連盟旗掲揚
4.大会実行委員長挨拶
(新極真会代表 緑健児)
5.選手宣誓
 (選手代表 島本雄二 弐段)
6.選手退場
10:00 男子一回戦(36試合)
    女子一回戦(11試合)
男子二回戦(64試合)
女子二回戦(16試合)
男子三回戦(32試合)
20:30 終了太鼓(木浪利紀 支部長)

October 31 (Saturday)
9:00 Stadium doors open
9:30 Opening Ceremony
1. Opening drum (by Branch Chief Toshiki Kinami)
2. Marching in of Competitors
3. Hoisting of flags
4. Opening Speech by Tournament Executive
Committee Chairman
(Kenji Midori, WKO President)
5. Competitor oath (by Yuji Shimamoto 2nd Dan)
6. Marching out of Competitors
10:00 Men 1st round (36 bouts)
Women 1st round (11 bouts)
Men 2nd round (64 bouts)
Women 2nd round (16 bouts)
Men 3rd round (32 bouts)
20:30 Closing drum (by Branch Chief Toshiki Kinami)

11月1日(日)
9:00 開場
10:00 男子四回戦(16試合)
女子三回戦(8試合)
12:00 開会式
1.開会太鼓(木浪利紀 支部長)
2.選手入場 女子8名・男子16名
3.国旗・連盟旗掲揚
4.大会会長挨拶(衆議院議員 野田聖子)
5.大会実行委員長挨拶(新極真会代表 緑健児)
6.審判長注意及びルール説明
(大会審判長 小林功 山本健策・石原延 両大会支部長)
    7.選手退場
12:40 選手紹介(男女)・試割り(男子)
13:10 男子五回戦(8試合)
14:10 女子準々決勝戦・男子準々決勝戦(8試合)
15:30 少年部演武(担当/南里宏 師範)
骨髄バンクチャリティー基金贈呈
16:00 女子準決勝戦・男子準決勝戦(4試合)
16:40 女子3位決定戦・男子3位決定戦(2試合)
17:00 女子決勝戦
17:20 特別演武 塚本徳臣 参段
(第6・10回全世界大会チャンピオン)
17:40 男子決勝戦
18:00 閉会式
    1.入賞者入場・表彰式
    2.大会会長挨拶(衆議院議員 野田聖子)
    3.大会実行委員長挨拶(新極真会代表 緑健児)
    4.国旗連盟旗降納・閉会太鼓(木浪利紀 支部長)
19:00 終了予定

November 1 (Sunday)
9:00 Stadium doors open
10:00 Men 4th round (16 bouts)
    Women 3rd round (16 bouts)
12:00 Opening Ceremony
1. Opening drum (by Branch Chief Toshiki Kinami)
2. Marching in of Competitors
3. Hoisting of flags
4. Opening Speech by Tournament Director
(Seiko Noda, a Member of the House of Representatives)
5. Opening Speech by Tournament Executive Committee Chairman
(Kenji Midori, WKO President)
6. Referee and Rule Explanation
7. Marching out of Competitors
12:40 Introduction of Competitors (Men & Women) / Tameshiwari (Men only)
13:10 Men 5th round (8 bouts)
14:10 Women quarterfinals / Men quarterfinals (8 bouts)
15:30 Demonstration (Enbu) by Children
Donation to Marrow Bank
16:00 Women semi-finals / Men semi-finals (4 bouts)
16:40 Women 3rd place fight-off / Men 3rd place fight-off (2 bouts)
17:00 Women final
17:20 Special Demonstration
(Norichika Tsukamoto 3rd Dan/The 6th & 10th World Champion )
17:40 Men final
18:00 Closing Ceremony
1. Entry of prize winners & Awarding Ceremony
2. Closing speech by Tournament Director
(Seiko Noda, a Member of the House of Representatives)
3. Closing speech by Tournament Executive Committee Chairman
(Kenji Midori, WKO President)
4. Lowering of flags and closing drum (by Branch Chief Toshiki
Kinami)
19:00 End of Tournament (expected)

南大阪支部昇級者(2015年9月27日)

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南大阪支部の昇級者です。

2級
杉本大二朗

3級
近藤颯斗 岡﨑友則 松井奏太 藤原真斗

4級
小泉壮大

5級
岡﨑寛太

6級
林昌宏 田中壱誠 堀内幸三 三浦庵慈 松浦由弥 神田隆成

7級
山根龍馬 山根拓真 神木優 神木心

8級
末吉奏斗 久保凜士 末吉旬 丹田唯斗

9級
白樫光葉 白樫直斉 荒川大夢 江里智希

10級
橋田胡太郎 木村兼一 久保田芳光 畑野太志 岩永海斗 深瀬大輔 和田侑祐 水森直緒利
田口夢海 宮川結月 加藤司裟

<布施北高校>

7級
三木孝太 藤岡紗綾

南大阪支部
連絡先住所:大阪府藤井寺市岡2丁目8-41 浦岡ビル3・4F
電話番号:072-939-7397

全世界空手道選手権大会 試合規約

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全世界空手道選手権大会の試合規約です。

審判基準

1.主審を含めた5名の審判員が競技の審判にあたるが、競技に関する最終決定はすべて審判長の裁可による。
2.「一本」・「技有り」・「反則」・「場外」・「判定」などの場合は、5名の審判員のうち3名以上の判断を有効とする。2名以下及び主審のみの判断は認めない。ただし5名の審判員はそれぞれに異議を申し立て協議する権利を有する。協議する場合は、モニター(録画映像)を参考にする場合がある。
3.計量は体重判定が必要な時、その都度試合場外の指定計測場で審判員の立ち会いのもと行う。この計測体重を当該選手の基準体重として体重判定に適用する。体重判定の有効体重差は男子10kg以上/女子8㎏とする。この際、体重の軽い方が勝者となる。
4.大会医師は、選手が「有効技」「反則技」等により試合続行不可能となった場合は、
5名の審判員又は審判長と協議の上「ドクターストップ」をかける事ができる。
a)反則技の場合は反則した方が負けとなり、反則された方はその試合においては勝ちであるが、次の回戦に進むことは出来ない。
b)有効技の場合は、ダメージを受けた方が試合続行不可能として負けである。
5.1位から4位までは試合で決着し、5位から8位までの順位は試し割り枚数の多い順とする。試し割り枚数が同数の場合は体重の軽い方を上位とする。
6.大会進行は極力スケジュールに沿わせるが、やむを得ない事態が起きた場合は実行委員長・審判長が協議の上、実行委員長が変更を指示することができる。


 

組手規定

1.組手試合規定時間
a)男子:別表記載のとおりとする。
b)女子:別表記載のとおりとする。
2.防具規定は別表記載のとおりとする。
3.試合の勝者は、一本勝ち・判定勝ち(技有りを含める)・相手の反則ないし失格により勝ちが決定される。
4.選手はお互いに反対の位置より試合場に登り、中央の紅白線の外側に正面を向き、不動立ちで立つ。このとき正面から見て「赤」が左(ゼッケン番号の早い方)、「白」が右(ゼッケン番号の遅い方)となる。
5.組手試合は、主審の「始め」の合図で開始し「止め」の合図で終了する。
6.試合中にアクシデントが起きた場合は、主審の判断で試合を中断することができる。
7.主審の「タイム」の合図で、試合時間が一時的に止まり、「続行」の合図で再開する。

【一本勝ち】
a)反則箇所を除く部分へ、突き・蹴り・肘打ち等を瞬間的に決め、相手選手が3秒以上ダウンしたとき。
b)相手選手が3秒以上戦意を喪失したとき。
c)「技有り」2本を取ったとき。

【技有り】
a)反則箇所を除く部分へ、突き・蹴り・肘打ち等を瞬間的に決め、相手選手が一時的にダウンし、3秒以内に立ち上がったとき。
b)相手選手が戦意を喪失しても3秒以内に回復したとき。
c)倒れはしないが、ダメージを受けバランスを崩したとき。
d)足払いでダウンさせたとき、又は胴廻し回転蹴りをはずしたときに、タイミング良く下段突きを決めた場合。

【判定】
a)一本勝ち・失格がない場合は、主審1名・副審4名のうち3名以上の審判の判断を有効とする。
b)技有りが有る場合は、技有りを優先する。
c)技有りが無い場合は、ダメージを優先する。
d)ダメージが無い場合は、有効打を含めた手数・足数を優先する。
e)有効打を含めた手数・足数が同じ場合は、気迫が勝っている方が勝ちである。(最終延長戦でどちらかに決めなくてはならない場合)
f)「注意」「減点」がある場合は「判定基準」に基づく。

【延長戦】
a)判定で審判員5名のうち3名以上の判断がない場合は、引き分けとし延長戦を行う。
b)延長戦を2回繰り返しても決まらない場合は10㎏以上(女子は8㎏以上)を有効とした体重差で決める。
c)体重判定でも決まらない場合は、試割りの成功枚数の総合計が多い方を勝者とする。
d)体重判定、試割り判定でも決まらない場合は、最後の延長戦を行い決定する。

【場外】
a)一方の選手の両足が場外線から完全に出た状態をいう。
b)主審の「やめ」で「場外」が成立する。

【反則】
a)拳・手刀・貫手・肘等手技による顔面殴打及び首への攻撃。手先が軽く触れても反則となる場合も有り得る。ただし、顔面を牽制することは自由である。
b)金的(下腹部)への攻撃。
c)頭突き。
d)掴み。(選手はいかなる事があっても相手の道着を掴んではいけない。手と手のつかみ合い)
e)掛け。(肩・首・頭部への手掛け)
f)押し。(掌底・拳・体等によって相手を押した場合 基本的には片手で押しても反則である)
g)相手に頭、体を付けての攻撃。
h)抱え込み。(先に抱え込んだ方が反則である)
i)背後からの攻撃。
j)倒れた相手への攻撃。
k)掛け逃げ。(技を仕掛けているように見せて逃げる)
l)関節蹴り・投げ技
m)何度も場外に逃げた場合。
n)悪質な試合態度とみなされたとき。
o)以上の他、審判員が特に反則とみなした場合。

【認めず】
「一本」「技有り」「反則」等を認めない場合。

【注意及び減点】
a)選手は反則を犯した場合「注意1」が与えられる。
b)故意、悪質な反則とみなされた場合、または反則によるダメージが大きい場合は1回で「減点1」となる場合がある。
c)「注意2」で「減点1」となり「減点2」で失格となる。

【失格】
a)試合中審判の指示に従わない場合。
b)試合時刻に遅れたり、出場しない場合。
c)見合ったままの状態で1分以上経過した場合。この場合は戦意なしとみなされ両選手とも失格となる。
d)粗暴な振る舞い、とくに悪質な反則、とくに悪質な試合態度とみなされた場合。
e)「減点2」となった場合。
f)試割りの合計枚数が0枚の場合。もしくは故意に試技を放棄した場合。

【試合放棄】
正当な理由なくして試合を放棄したときは、15万円以下の弁償金を支払わなければならない。ただし下記の場合は例外とする。
a)大会主治医の診察を受け、その結果試合続行不可能とみなされたとき。
b)試合直前または試合中、本人に関係する不慮の事故(家族の不幸など)が発生し、審判長、実行委員長が協議の上、退場を許可したとき。


 

試割り規定

1.試割りの材料は、横33cm×縦21cm×厚さ2.4cm(13インチ×8インチ×
0.9インチ)の杉板を使用する。材質は、全世界空手道連盟の規格に合致したもので、審判員の検査を通ったものとする。
2.正拳・足刀・肘・手刀の順で試割りを行い、その合計枚数を試割り判定の基準とする。
3.試割りは、固定したブロックを台として所定の位置で行う。
4.選手は、試割りの枚数について規定枚数(3枚)以上であれば、何枚でも指定できる。
5.試割りの際、板の上に置く薄い布は、審判員の検査を受けたものを使用し、係員が板の上に置く。
6.選手は、試割りにあたってブロック台・板には一切触れてはならない。ただし、間合いを計ることはできる。
7.指定した枚数が、最初の試技で完全に割れた場合のみ「成功」とし、完全に割れない場合は「失敗」とする。
8.「失敗」した場合は、再度試みることができるが、この場合は規定枚数の3枚とする。
9.再度試みた試割りに失敗した場合は、試割り枚数は0枚とする。
10.試割りは、審判員の指示に従う。制限時間は2分とし、それを超えると失敗とみなす。
11.一種目終了ごとに時計回りの反対に2人分移動する。


 

審判動作基準

【審判員の心得】
1.何事よりも人命を尊重し優先させる。試合中アクシデントが起きた場合は、冷静に状況を把握し適切で迅速な行動をとる。
2.審判に際しては私心を入れず、あくまで公正であること。
3.審判動作は、素早く且つ正確に行う。

組手の部

【試合開始】
1.進行係が両選手を呼ぶ
2.審判は、両選手の中央に立ち「正面に礼」「主審に礼」「お互いに礼」と指示し、「構えて」「始め」の合図で試合を開始する。

【試合中】
1.「一本」「技有り」「反則」「場外」などの場合、副審は笛の合図とともにそれぞれ旗で示す。主審は「やめ」の指示で両選手を分けて元の位置に戻し、動作と宣告によってそれぞれを示す。
2.副審の旗の振り方と笛の吹き方及び主審の動作と宣告は以下の通りとする。
a)一本勝ち
副審:勝った選手側の旗を斜め上に上げると同時に笛を「ピー」と大きく長く吹く。
主審:「やめ」の合図で試合を止め、上がった旗の色を宣告し、自分を含めた旗の数を数え、技の種類を宣告し、勝った選手側の腕を斜め上に上げ、「一本」と宣告する。
b)技有り
副審:技有りを取った選手側の旗を真横に上げると同時に、笛を「ピー」と大きく吹く。
主審:「やめ」の合図で試合を止め、上がった旗の色を宣告し、自分を含めた旗の数を数え、技の種類を宣告し、技有りを取った選手側の腕を真横に上げ、「技有り」と宣告する。
c)技有りから一本勝ち
副審:技有りの動作の後、選手が3秒以内に立ち上がらなかった場合又は、3秒以内に戦意喪失状態から回復できなかった場合は、「一本」の動作に切り替えると同時に、笛を「ピー」と大きく長く吹く。
主審:自分を含め3名以上の判断で「一本」に切り替える。2名以下では「技有り」のままとする。
d)反則
副審:反則した選手側の旗を斜め下方で上下に振りながら、笛を「ピッ、ピッ、ピッ」と続けて吹く。
主審:「注意」にあてはまる場合は「やめ」の合図で試合を止め、振られた旗の色を宣告し、自分を含めた旗の数を数え、反則の種類を宣告し、反則した選手に対して人指し指で「注意1」である事を示し、「注意1」と宣告する。「減点1」の場合も同様にする。(1回の反則で「減点1」又は「失格」にする場合は、主審・副審で協議する)
e)掴み合い・抱え込み合い
副審:両方の旗を斜め下方で上下に振りながら、笛を「ピッ、ピッ、ピッ」と続けて吹く。
主審:「やめ」の合図で両選手を分けて試合を止め、「続行」の合図で試合を再開する。掴み合いの度合いによっては、両選手に「注意1」を宣告する。
f)場外
副審:選手が場外に出た側の旗を床に数回たたきながら、笛を「ピッ、ピッ、ピッ」と続けて吹く。
主審:速やかに「やめ」の合図で試合を止め「場外」と宣告する。選手を試合場中央に戻し、「続行」の合図で試合を再開する。
g)不明
副審:2本の旗を交差させると同時に、笛を「ピッ」と吹く。
主審:そのまま試合を続行させる。
h)認めず
副審:2本の旗を交差させて振りながら、笛を「ピー」と長く吹く。
主審:場合によっては「認めず」と宣言する。
i)判定勝ち
副審:勝った選手側の旗を斜め上に上げると同時に、笛を「ピー」と大きく吹く。
主審:「判定をとります」、「判定」と副審に判断を求め、勝った選手側の旗の色を宣告し、自分を含めた旗の数を数え、腕を斜め上に上げ、旗の色を宣告する。(引き分け、規定に満たない旗、負けた選手側に上がった旗の数も数える)
j)引き分け
副審:2本の旗を膝の前で交差させると同時に、笛を「ピー」と大きく長く吹く。
主審:引き分けの数を数え、体の前で腕を下に向けて交差させ、「引き分け」と宣告する。(規定に満たない旗が上がった場合は、その数も数える)
k)失格
副審:特に悪質な反則については、主審に協議を求める。
主審:失格になった選手側の腕を斜め上に上げ、場外を指差すような形を作り「失格」と宣告する。
3.試合中選手の道着が乱れた時は、主審が試合を止め、元の位置に戻し道着を直す。選手自身に直させても良い。

【試合終了】
1.「一本勝ち」又は「失格」の場合主審は試合を止め、両選手を正面に向かせて、「一本」又は「失格」と宣告し、「正面に礼」「主審に礼」「お互いに礼」と指示し退場させる。
2.「一本勝ち」又は「失格」がない場合
副審:試合終了の合図とともに笛を「ピー」と大きく長く吹く。
主審:「やめ」の合図でただちに試合を止め、両選手を正面に向かせて「判定をとります」「判定」と副審に判断を求める。
副審:主審に「判定」と判断を求められたら、勝った選手側の旗を斜め上に上げると同時に、笛を「ピッ」と大きく吹く。又引き分けの場合は、2本の旗を膝の前で交差させると同時に、笛を「ピッ」と大きく吹く。
主審:勝った選手側の旗の色を宣告し、自分を含めた旗の数を数え、腕を斜め上に上げ、旗の色を宣告し勝者を決定する。(引き分け又は反対側に上がった旗も数える)
例1)「赤」1、2、3、4、5、「赤」
例2)「引き分け」1、2、「赤」1、2、3、「赤」
引き分けの場合は、引き分けの数を数え、腕を下に向けて交差させ、「引き分け」と宣告し、延長戦又は体重判定に進める。
例)「赤」1、「引き分け」1、2、3、4、「引き分け」
3.主審は勝者を決定し「正面に礼」「主審に礼」「お互いに礼」と指示し、選手を退場させる。


 

試割りの部

1. 試割りには、主審を含め5名の審判員が立ち会う。
2. 主審は、選手が所定の位置に並んだ事を確認し、正面と後方に礼をさせる。
3. 主審は、選手に「構えて」「始め」と試割りの開始を告げる。
4. 審判員は、試割りの試技が終了したら、完遂した選手を座らせ、失敗した選手を立たせたままにして、結果を番号順に発表する。
副審:完遂した場合は、割れた板の枚数を指で主審に知らせる。失敗は腕を交差する。
主審:完遂した場合は、副審から指で示された数を見て「何番・何枚」、また失敗は
「何番・失敗」と宣告する。2回目の試技終了後は「何番・完遂」「何番・失敗」又は「全員・完遂」と宣告する。
5. 主審は、選手が一種目終了するごとに、左回りに2名分移動させる。
6. 全種目の試割りが終了したら、主審は全選手を立ち上がらせ、正面と後方に礼をさせ、退場させる。


審判判定基準

1.判定基準(図解)
shiaikitei

2.判定基準(解説)

①「技有り」と「一本」の関係
 0<技有り1<一本(技有り2)

②「注意」「技有り」が無く、僅差の場合
 a)ダメージを優先する。
 b)ダメージが無い場合は、有効打を含めた手数・足数を優先する。
 c)有効打を含めた手数・足数が同じ場合は、気迫が勝っている方が勝ちである。(最終決定戦でどちらかに決めなくてはならない場合)

③両者の差が「注意」1つの場合は、勝敗への影響は少ないので、試合内容で判断する。但し、最終延長戦において試合内容が全く互角であった場合は、「注意1」を取られた方が負けと判断する。

 
<     <          <
0 = 注意1 = 注意2(減点1) = 注意3 > 注意4(減点2)
>     >          >
 

④両者の差が「注意」2つの場合は、基本的に「注意2」を取られた方が負けである。
但し、相手を大きくリードした場合は、引き分けも有り得る。

0 ≧ 注意2(減点1)
注意1 ≧ 注意3(減点1+注意1)

⑤両者の差が「注意」3つの場合は、どんなに相手をリードしても負けである。
0 > 注意3(減点1+注意1)

⑥片方に「技有り」と「注意」がある場合は(基本的に「技有り」があるので)勝ちであるが、注意の数と内容によって下記のようになる場合もある。

a)0<技有り+注意1
b)0<技有り+注意2(減点1)
c)0≦技有り+注意3(減点1+注意1)

注基本的には勝ちであるが、大きくリードされた場合は引き分けも有り得る。
d)0>技有り+注意4(減点2)

注技有りがあっても失格である。


 

全世界空手道連盟 試合規約 別表

shiaikitei2

※テーピングは原則的に禁止とするが、大会医師の検印があれば認められる。
※男女共、道着のズボンの下に、上記の防具と下着以外を着けてはならない。

河瀬俊作「家族みんなで一緒に闘うという気持ちです」

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――第11回世界大会の代表入りを決めた感想を聞かせてください。
「小さい頃から夢見てきた大会なので、すごくうれしかったですね。父も自分たち兄弟の中から、誰かひとりでも世界大会に出場することが夢だったみたいです。佐賀筑後支部からは初めての出場になるので、楠(愼吾)師範にも本当に喜んでいただいて『佐賀のみんなに夢を与えてくれてありがとう』とおっしゃっていただきました」

――選抜戦となった第2回JFKO全日本大会は、2年連続で前田優輝選手と決勝を闘い、こちらも2年連続で準優勝でした。
「結果に満足はしていないですけど、決勝で前田選手と闘えたのはうれしかったです。準々決勝の前に、今年は前田選手のほうから『また決勝で闘おう』と言ってくれたので、そこでまた燃えましたね」

――昨年は河瀬選手から『決勝で闘いましょう』と声をかけたのが、今年は逆だったんですね。試合中盤までは互角の展開でした。
「前半はこのままいけるかもしれないと思ったんですけど、後半にボディをタイミングよくもらってしまって、勢いに飲まれた部分がありました。前田選手も準々決勝は少し苦戦していたのでダメージもあったと思うんですけど、決勝であれだけ動けることへの尊敬の気持ちも大きいです。だからこそ超えたいですし、勝ちたいですね」

――世界大会までのテーマは?
「緑(健児)代表は、軽量級であることを感じさせない闘いで世界チャンピオンになりましたよね。自分も無差別級では小さいほうなんですけど、緑代表のようにしっかり外国人選手と打ち合える体をつくって、世界チャンピオンになりたいです」
――第5回カラテワールドカップの代表入りを逃し、一時は空手をやめることまで考えるほどのどん底を経験しました。世界大会の日本代表となった今、あらためて当時を振り返っていかがですか。
「あそこまで落ちたから、あの時の経験があったから今のおまえがあるんだぞとまわりの人たちからも言われました。本当にあの時の自分は空手の話を家でされるのも嫌なくらい、空手から逃げたいという気持ちだったんです」

――そこから、どのようにして這い上がったのでしょうか。
「それまでは自分がやりたいようにやるという感じで、父に反抗しているような部分もあったんですけど、自分から父に『一からやり直したいから稽古を見てください』とお願いしました。そこから父が一日中稽古してくれて、第30回のウエイト制で優勝することができたんです」

――お父さんの存在が大きかったと。世界大会に出場できなかった、兄の優太朗選手や弟の惇志選手の思いを背負う気持ちもありますか。
「ありますね。JFKOが終わってから兄や惇志、一番下の弟の慶大、父もそうなんですけど、仕事の面や稽古の面でもサポートしてくれているので、出場するのは自分ひとりなんですけど、家族みんなで一緒に闘うという気持ちです」

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